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【USD】個人所得の掲示板

 30日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは反落。終値は1.1325ドルと前営業日NY終値(1.1349ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ安水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数が19.8万件と予想の20.8万件より強い内容だったことが分かると、新型コロナウイルスの変異型「オミクロン株」の感染が拡大しているにもかかわらず、米雇用環境は改善しているとの見方からドル買いで反応。23時過ぎには一時1.1299ドルと日通し安値を付けた。
 ただ、そのあとは米長期金利の指標である米10年債利回りが1.50%台まで低下したことなどを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが進行。1.1340ドル付近まで下げ渋った。
 なお、ホルツマン・オーストリア中銀総裁は「インフレ率は年明け頃にピークを迎え、その後徐々に低下していくだろう」と述べたほか、クノット・オランダ中銀総裁は「ECBの中期的なインフレ目標は達成に近づいている」「物価が予想を超えて上昇し続ければ、現行の計画よりも速いペースで景気支援策を終了できる」などと語った。

 ドル円は続伸。終値は115.08円と前営業日NY終値(114.95円)と比べて13銭程度のドル高水準だった。良好な米経済指標を受けて115.20円付近まで強含んだものの、日本時間夕刻に付けた日通し高値115.21円を上抜けることは出来ず。引けにかけては115.04円付近まで下押しした。年末で商いが低調となる中、大きな方向感は出なかった。

 ユーロ円は反落。終値は130.30円と前営業日NY終値(130.49円)と比べて19銭程度のユーロ安水準。ただ、NY市場に限れば130.30円を挟んだもみ合いに終始した。年末を控えた持ち高調整の動きが主体となり、大きな方向感は出なかった。

本日の参考レンジ
ドル円:114.94円 - 115.21円
ユーロドル:1.1299ドル - 1.1360ドル
ユーロ円:130.13円 - 130.59円