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【JPY】全国消費者物価指数の掲示板

(31日終値:1日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=109.99円(31日15時時点比△0.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=129.88円(横ばい)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1808ドル(▲0.0019ドル)
FTSE100種総合株価指数:7119.70(前営業日比▲28.31)
ドイツ株式指数(DAX):15835.09(▲52.22)
10年物英国債利回り:0.714%(△0.136%)
10年物独国債利回り:▲0.383%(△0.056%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)        <発表値>   <前回発表値>
4−6月期仏国内総生産(GDP)改定値
前期比                 1.1%      0.9%
8月仏消費者物価指数(CPI)速報値
前月比                0.6%       0.1%
8月独雇用統計
失業率                 5.5%      5.6%・改
失業者数変化            ▲5.30万人   ▲9.00万人・改
8月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
前年比                3.0%       2.2%
8月ユーロ圏HICPコア速報値
前年比                1.6%       0.7%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。東京時間に110円台乗せに失敗し、上値の重さを確認したことで欧州勢参入後に売りが先行。市場では「東京午前と欧州中盤の2度にわたって110円台乗せに失敗したことで戻り売りが優勢となった」との声が聞かれ、前日の安値109.70円を下抜けるとストップロスを誘発し、一時109.65円まで値を下げた。
 その後、109.88円付近まで下げ渋る場面もあったが、8月米シカゴ購買部協会景気指数や8月米消費者信頼感指数が予想より弱い内容だったことが分かると再び弱含む展開に。23時30分過ぎに一時109.59円と日通し安値を更新した。
 ただ、月末を迎えたロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けてドル買いのフローが観測されると一転上昇した。米10年債利回りが1.31%台まで上昇したことも相場の支援材料となり、1時前に一時110.08円と日通し高値を更新した。

・ユーロドルは頭が重かった。8月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が前年比3.0%上昇と予想の2.7%上昇を上回り、2011年以来の高水準を記録すると、独10年債利回りが▲0.376%と7月19日以来の高水準まで上昇。全般ユーロ買いが強まり、一時1.1845ドルと5日以来の高値を更新した。
 ただ、そのあとはユーロ円の失速に伴って次第に上値が重くなった。月末のロンドン・フィキシングに向けたドル買いのフローが入ると、一時1.1797ドル付近まで下押しした。
 なお、ホルツマン・オーストリア中銀総裁は「9月の定例理事会では第4四半期のパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)縮小について議論されるだろう」との見方を示したほか、クノット・オランダ中銀総裁は「PEPPを3月に終了する可能性」「見通しはECB刺激策の減速を可能にする」などと発言。ユーロ圏金融当局者からタカ派的発言が相次いだものの、相場の反応は限られた。

・ユーロ円は一進一退。独長期金利の上昇につれる形で一時130.18円まで上値を伸ばしたものの、そのあとは欧米株相場の下落に伴うリスク・オフの円買い・ユーロ売りに押された。アジア時間の安値129.64円を下抜けて一時129.60円まで値を下げた。ただ、ドル円が上昇するとユーロ円にもやや買い戻しが入り、129.92円付近まで持ち直した。

・ロンドン株式相場は反落。原油先物相場の下落を背景に、ロイヤル・ダッチ・シェルやBPなどエネルギー株が売られ、指数を押し下げた。HSBCやバークレイズなど金融株も売られたほか、リオ・ティントやBHPビリトンなど素材株も軟調だった。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株も下げた。

・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反落。8月独雇用統計が予想より強い内容となったことを受けて買いが先行したものの、月末を迎えて利益確定の売りなどが強まると失速した。個別ではコベストロ(3.14%安)やドイツ・テレコム(2.15%安)、ドイツ証券取引所(2.08%安)などの下げが目立った。

・欧州債券相場は下落。8月ユーロ圏HICP速報値が約10年ぶりの上昇幅となったことを受けて債券売りが強まった。