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【USD】個人消費支出の掲示板

 NYタイムは、先週末の強い3月米雇用統計に続き、本日の3月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数が好結果を示せるか見定めることになる。雇用統計の強さをグッドフライデー明けのNY勢が本格的に織り込むのは本日からだが、仮にISM非製造部門の数字が弱いと、労働市場の回復を相場へ反映させる流れが頓挫すると考えられる。
 もっとも、米景況が回復後も早急に支援的な緩和姿勢を米連邦準備理事会(FRB)が続けることを考えると、急激な金利上昇を避けつつも、緩和マネーを支えとした米株の底堅さを背景に、米長期金利がじりじり水準を上げる展開が想定できる。単月の指標で上下に振れても、米10年債利回りの緩やかな上昇とともに、ドル高のトレンドが続くと予想する。
 ただ、多くの国がまだイースターマンデーで市場参加者が乏しいと思われ、特定のフローが重なると荒っぽく動きやすい状態とみる。高値を買ってしまったり、安値を売り込む事態になりやすい点には注意が必要だろう。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは昨年3月26日高値111.30円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは3/26・29高値109.85円。