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本日のNY為替市場のドル円は、米10年債利回りの上昇基調に対するFRB高官の発言を見極めながら、今週から上院で審議・採決が予定されている新型コロナウイルス救済法案(1.9兆ドル)に関する発言、報道に注目する展開が予想される。
 本日は、ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事とデイリー米サンフランシスコ連銀総裁の講演が予定されており、新型コロナウイルス救済法案の成立期待を受けた期待インフレ率(BEI=ブレーク・イーブン・インフレ率)や長期債利回りの上昇に対する見解に要注目となる。米長期金利の上昇に関しては、パウエルFRB議長が懸念していないとのスタンスを示していることで、米10年債利回り上昇によるドル高が進行している。
 また、先週末の米下院では、バイデン米政権の1兆9000億ドル規模の経済対策案が承認され、今週から、上院で審議、採決されて、3月14日までにバイデン米大統領が署名して成立させることが目論まれている。しかしながら、最低時給を段階的に15ドルに引き上げる案について、共和党議員からの反対が予想されること、バード・ルールによる審議の難航も警戒されていることで、減額される可能性に要警戒となる。
 民主党幹部は、2週間以内での議会通過を目指す中、上院での可決は難航するとの見通しから、最低賃金引き上げに向けた企業へのインセンティブとなる税制措置を盛り込まない判断に至っており、減額の可能性が高まりつつある。また、議会予算局(CBO)が、米経済対策案の一環として最低賃金を時給15ドルに引き上げを目指す取り組みは、財政赤字を向こう10年で540億ドル拡大させるとの見通しを公表したことで、「バード・ルール」という障害にぶつかる可能性が指摘されており、関連ヘッドラインに要警戒か。
 経済指標では、12月カナダ国内総生産(GDP)の予想は、前月比+0.1%/前年比▲3.0%、10−12月期カナダGDPの予想は、前期比+7.2%となっており、予想を大幅にぶれた場合は要警戒となる。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値の目処(めど)は、2020年7月22日の高値の107.29円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値の目処(めど)は、一目・転換線の105.93円。