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【USD】個人消費支出の掲示板

2021-12-31 20:43
見通し
NY為替見通し=取引最終日で動意薄予想、フィキシングの動きには要警戒

 本日のNY市場は、米債券市場が短縮取引となり、主だった経済指標の発表もないことで動意づくのは難しいだろう。その中で唯一市場が賑わうと思われるのが、ロンドン16時(日本時間1時)のロンドン・フィキシングになりそうだ。

 昨年の年末のドル円は、フィキシング30分前にはドル売り・円買いが進み日通し安値に並んだ。しかしながら、フィキシングに向けてはドル買いが進み一転反転し、安値から40銭弱上昇した。今週に入り、フィキシング絡みでは神経質に動いていることで、市場参加者が少ない状況下で激しく振幅するリスクには警戒しておきたい。

 なお、昨日行われた米露首脳会談は決定事項等が何もなかったことで、今後の注目は来年1月12日に行われる可能性が高い、北大西洋条約機構(NATO)とロシアとの協議になる。協議を前に当面のウクライナ情勢は平行線のままと思われ、ウクライナ・リスクは小休止か。なお、年初3日にはトルコから消費者物価指数(CPI)が発表されることで、年初からのトルコリラの動きには要警戒となりそうだ。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、11月24日高値で年初来高値でもある115.52円、超えると2017年1月以来の116円台が意識される。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、昨日安値114.94円を目先のサポートとし、割り込むと日足一目均衡表・転換線114.39円。