米国8月の非農業部門雇用者数が前月比+23.5万人に留まり、米連邦準備理事会(FRB)の雇用最大化の目安である「広範囲で包摂的な目標(broad-based and inclusive goal)」に届かなかったことで、21-22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での年内テーパリング(資産購入の段階的縮小)開始が決定される可能性が低下しており、ドル円の上値は限定的となっている。
本日は、閑散取引の中で、新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大の状況、中東地域での地政学リスク関連の報道、バイデン米政権のインフラ投資法案や連邦債務上限の引き上げに関するヘッドラインなどに要警戒となる。
dailyWorker tran 2021年9月6日 19:24
本日のNY為替市場のドル円は、米国とカナダがレーバーデー休場のため動意に乏しい展開が予想される。
米国8月の非農業部門雇用者数が前月比+23.5万人に留まり、米連邦準備理事会(FRB)の雇用最大化の目安である「広範囲で包摂的な目標(broad-based and inclusive goal)」に届かなかったことで、21-22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での年内テーパリング(資産購入の段階的縮小)開始が決定される可能性が低下しており、ドル円の上値は限定的となっている。
本日は、閑散取引の中で、新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大の状況、中東地域での地政学リスク関連の報道、バイデン米政権のインフラ投資法案や連邦債務上限の引き上げに関するヘッドラインなどに要警戒となる。
ユーロドルは、9日の欧州中央銀行(ECB)理事会での資産購入額の減額協議への思惑から1.18ドル台後半で推移しているものの、ユーロ圏での新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大への警戒感が上値を抑えている。
・想定レンジ上限
ドル円の上値の目処(めど)は、一目・雲の上限の110.13円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値の目処(めど)は、9月3日の安値の109.59円。