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【USD】個人消費支出の掲示板

 昨日の値動きを見ても、為替市場は米金利次第となっているが、本日も同様な動きになりそうだ。その一方で月末ということもあり、特殊玉の動きで相場が急に上下する可能性があることには警戒しておきたい。

 米経済指標では、複数の住宅価格指数や8月のシカゴ購買部協会景気指数や消費者信頼感指数が発表される。7月のシカゴ購買部協会景気指数は73.4と予想の64.6を大きく上回ったが、相場の反応は限定的だった。本日も動意薄になるとの声もあるが、先月と比較すると米金利の動きが過敏になっていることもあり、指標結果と予想の間で大きなかい離があった場合は、金利の上下で通常よりも為替市場が大きく振れる可能性もあるだろう。

 米国以外ではカナダから4−6月期のGDPが発表されるが動きは限られるか。1−3月期のGDPは市場予想を大幅に下回る結果となったものの、原油価格が高騰をしていたこともありカナダドルの反応は限られたものだった。カナダの7月のCPIは市場予想を上回ったが、カナダ中銀(BOC)が景気を判断する際に最も重視するCPIコモンは+1.7%と市場予想をやや下回っていることもあり、政策金利の変更等も予想されていないことで、今回もカナダドルが大きく動くのは難しいか。

 なお、本日は月末ということもあり、ロンドン16時(日本時間24時)のロンドンフィキシングの動きには要警戒となる。大きく動くのは通常はユーロポンドを中心とした欧州通貨にはなるが、先月のフィキシングは円買いが優勢となった。必ずしも同じサイドになるわけではないが、今月もそれなりの大きめのフローが予測されることで、フィキシング時の値動きには注意しておきたい。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、27日高値110.27円。その上は11日高値110.80円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、25日安値109.61円。その下は16日安値109.11円。