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株式投資 新ノートの掲示板

>>160

本日、9月6日(金)

<6367>ダイキン

◆2019/09/06(金) 日本経済新聞 朝刊 13面
ダイキン、熱波の欧州で空調拡大、増産や研究拠点
 
【ベルリン】記録的な熱波によるエアコン需要拡大を受け、日本の空調大手が欧州事業を拡大する。

ダイキン工業は家庭用エアコンの販売店を増やすほか現地での増産を検討。研究開発拠点を新設してネットを通じた故障予知サービスの開発に乗り出すなど、中期の競争力強化も進める。
 
欧州でエアコンを使うのは南欧が中心で、ドイツやフランスの家庭への普及率は1割未満にとどまるという。ただ、今年は6月にフランスで観測史上最高のセ氏46度を記録するなど熱波が到来。

家庭用エアコンで欧州首位のダイキンでは普及価格帯商品の受注が前年の2倍以上に増え、ドイツやフランスでは設置工事が1~2カ月待ちとなった。
 
ダイキンは欧州全体で1万1千の販売店を持つが、今後500~1千店上積みする。ベルギーやチェコの工場で増産も検討する。

ノルウエーやスウェーデンでは販売子会社や事業所を設立し、工場向けなど業務用の需要も取り込む。
 
2021年には数十億円を投じてベルギーに研究開発拠点を新設する。欧州各地の工場に分散している技術者300人程度を集約し、現地の大学と提携。欧州各地の気候にあった商品や、エアコンをネットにつなげて故障を予知するサービスを開発したい考えだ。
 
ユーロモニターの推計では、欧州の家庭用エアコン市場は23年に約900万台と18年比22%増える。同期間に日本は7%増にとどまり、米国は11%減るのに比べて好調が際立つ。

特に「フランスやドイツは伸びしろが大きい」とダイキンの三中政次副社長は分析する。

9/6(金)14,075 前日比+495(+3.65%)

  • >>170

    本日、10月9日(水)

    <6367>ダイキン

    ◆2019/10/09(水) 日経産業新聞 8面
    ダイキン、中位機種に「潤う」技術、家庭用エアコンで首位狙う

    ダイキンが家庭用ルームエアコンで業界首位の奪取を目指す。2019年末で発売から20周年を迎える独自の加湿技術「うるるとさらら」を前面に打ち出す。寝室や子供部屋に設置する中位機種などにも展開し、販売量を増やす。「うるさら」は家庭用で低シェアだったダイキンの知名度を押し上げた。業務用や空気清浄機でも強みの技術を最大限に生かし攻勢をかける。
     
    「2020年度はルームエアコンでシェアナンバーワンを目指したい」。ダイキン役員は、熱意を強調した。ダイキンはルームエアコンの国内シェアが18%で、パナソニックに次ぐ2位。その差は1.5~2ポイントとみられ、20年度に逆転を視野に入れる。
     
    看板ブランドに位置づけ、11月に発売するのが高級機種「うるさらX」。湿度の低い冬でも外気に含まれる水分を使ってエアコン内部を洗浄する機能を持つ。カビの養分になるほこりを取り除くことで清潔さを保つことができる。店頭想定価格は14畳タイプで31万円前後だ。
     
    ダイキンは高級機種に強い。一方、中位機種ではパナソニックに競り負けている面がある。ミドルゾーンは高級機種に比べるとボリュームが出るため、ここでいかに販売量を伸ばすかがカギとなる。
     
    12月から展開する中位機種「うるさらmini」がその先兵役となる。「うるさらmini」は、子供部屋や寝室など小部屋向きだ。ダイキン役員は「小部屋にこそ加湿のニーズが求められている」と話す。
     
    就寝中にのどを痛めないようにするほか、子供がインフルエンザにかかるのを防ぐ効果をうたうなど「うるさら」が持つ加湿機能が求められるとみている。
     
    「うるさら」は室外機から取り入れる外気に含まれた水分で加湿する独自の「無給水加湿機能」を搭載するルームエアコンの代表ブランドだ。1999年12月に発売し、累計販売台数は300万台を超えた。2019年で発売開始から20周年を迎える。
     
    業務用では国内トップを独走してきたが、実は家庭用では下位に甘んじていた。1990年代のシェアは10%前後だったが、この状況を変えたのが「うるさら」だった。

    10/9(水)14,050 前日比-165(-1.16%)