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4565そーせいグループ 中長期ホルダー専用スレ【短期、売煽りは入室厳禁】の掲示板

「企業価値は向上しているのに、株価下落しているのはなぜ?」ということについて、もう少し私見を補足致します。
そーせいG社の投資家には、色々な時間軸の参加者がおり、例えば次の①~⑤になります。
① そーせいの企業価値(フェアバリュー)の成長そのものへの投資。そーせいがメガファーマとなることを信じ、5年以上の超長期の時間軸で投資する方々
② 下落した株価のフェアバリューへの回帰を見込んだ投資。数年間の長期投資
③ 株価にインパクトのあるカタリスト(例:Mの導出)の成否に着目した数か月~1年内の中期投資
④ 株価のオーバーシュート、モメンタム、需給に着目した1日~数週間の投資
⑤ クオンツによる秒単位(ないしミリセコンド以下)のペアトレード。
この時間軸の違いが、一見好材料に見えるIRについても全く異なる反応として現れます。また、①の超長期の方は全く気にしませんが、②と③の方が気にするのが、今が金融相場なのか業績相場なのかということです。別の投稿で詳しく書く予定ですが、簡単にいうと長期の成長ストーリー(思惑)で買われるのか、近い将来のリアルなキャッシュフローの(一時的でない)増加で買われるのかという違いです。通常、金融緩和の局面では、前者の相場色が強まり、金融引き締め・金利正常化局面では逆の後者の相場色が濃くなります。更に、前の投稿でも書きましたが、インフレを受けバイオベンチャーに対する資本コストそのものの切り上げも(直接的に、また相場付きの変化を通じて間接的に)投資家の意思決定に影響を与えることになります。
ここで、年始に開示されたVerily社との提携に対する市場の反応が上記の時間軸の違いを示す好例だと思います。①の方から見れば、文句なしのメガトン級の好材料です。アライアンスマネジメント上の課題が仮にあったとしても超絶好材料です。しかし、②の方から見ると、近い将来の株価相応のキャッシュフローの増加に繋がる話ではないので中立的です。正確にはプラスですが、資本コスト上昇の落ち着きどころがわからない中では慎重姿勢をとります。更に③の方になると、同社のブログを受け年末・年始に新たな提携のIR開示を予想していた場合、その中身が期待していたものでなかったのなら売り材料となる可能性があります。