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情報は重要の掲示板

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  • 2022/01/21 09:27
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掲示板のコメントはすべて投稿者の個人的な判断を表すものであり、
当社が投資の勧誘を目的としているものではありません。

  • 2022-01-21 07:23
    通常市況
    NYマーケットダイジェスト・20日 株安・ユーロ安

    (20日終値)
    ドル・円相場:1ドル=114.10円(前営業日比▲0.24円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=129.07円(▲0.62円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1311ドル(▲0.0031ドル)
    ダウ工業株30種平均:34715.39ドル(▲313.26ドル)
    ナスダック総合株価指数:14154.02(▲186.23)
    10年物米国債利回り:1.80%(▲0.06%)
    WTI原油先物3月限:1バレル=85.55ドル(▲0.25ドル)
    金先物3月限:1トロイオンス=1842.6ドル(▲0.6ドル)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な米経済指標)          <発表値>   <前回発表値>
    前週分の米新規失業保険申請件数    28.6万件    23.1万件・改
    3月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
                        23.2      15.4
    12月米中古住宅販売件数
    前月比                ▲4.6%    2.2%・改
    年率換算件数             618万件    648万件・改

    ※改は改定値、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ユーロ円は3日続落。ユーロ豪ドルをはじめユーロクロスが売り優勢となったほか、ウクライナ情勢の緊迫化もユーロ安につながった。一時は460ドル超上昇していたダウ平均が徐々に伸び悩み、引けにかけては350ドル超安まで急落するとリスク回避の売りも重なって一時129.05円まで売り込まれた。

    ・ユーロドルは反落。対オセアニア通貨主導でユーロ安が進んだ流れに沿った。米国株が引けにかけて総崩れとなり、ユーロ円が一段安となるとユーロドルもつれ安に。一時1.1303ドルまで値を下げた。

    ・ドル円は続落。米10年債利回りが低下したことが嫌気され、節目の114円を割り込んで113.96円まで一時下げた。対オセアニア通貨などを中心にドルの買い戻しが強まると引けにかけては114.20円台まで下げ渋ったが、戻りは鈍かった。

    ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日続落。米長期金利の上昇が一服するなか、ハイテク株などを中心に買いが強まり、指数は一時460ドル超上昇した。ただ、米国株は調整局面を迎えたとの声が聞かれるなか、一巡後はまとまった売りが持ち込まれ引けにかけては急速に値を下げた。
     ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指は3日続落した。終値ベースでは2021年6月以来の安値を付けた。

    ・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。前日に続き、持ち高調整の買いが相場を主導した。引けにかけて米国株が総崩れとなったことも安全資産とされる債券買いを促した。

    ・原油先物相場は4日ぶりに反落。中東の原油生産の滞りのリスクや、ウクライナ情勢の緊迫化が伝わっていることもあり、原油先物は強含む場面もあった。しかしながら、連日大幅に続伸していたことで利食い売りも入り、4日ぶりに小幅に反落して引けた。また、米エネルギー省(EIA)が発表した原油在庫が、市場予想に反し積み増すとなったことも上値を抑える要因になった。
     なお、本日で2月限月の取引が終了したが、2月限は2014年10月以来となる86.90ドルで引けた。

    ・金先物相場は小反落。ここ最近上昇が続いた米債利回りが、本日は低下したこともあり金先物は強含む場面があった。しかしながら、対ユーロを中心にドルが買わたことで、ドルで取引される金先物に割高感が出たことや、昨日は昨年11月の水準まで上昇した反動もあり、金先物価格は僅かながら反落して引けた。

  • 2022-01-21 03:39
    通常市況
    欧州マーケットダイジェスト・20日 株強弱まちまち・ユーロ安

    (20日終値:21日3時時点)
    ドル・円相場:1ドル=114.13円(20日15時時点比▲0.31円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=129.27円(▲0.65円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1327ドル(▲0.0022ドル)
    FTSE100種総合株価指数:7585.01(前営業日比▲4.65)
    ドイツ株式指数(DAX):15912.33(△102.61)
    10年物英国債利回り:1.225%(▲0.031%)
    10年物独国債利回り:▲0.024%(▲0.013%)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な欧州経済指標)       <発表値>   <前回発表値>
    12月独生産者物価指数(PPI)
    前月比                5.0%       0.8%
    1月仏企業景況感指数         107       109・改
    12月香港消費者物価指数(CPI)
    前年同月比              2.4%       1.8%
    ノルウェー中銀、政策金利     0.50%に据え置き   0.50%
    12月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値
    前年比                5.0%       5.0%
    12月ユーロ圏HICPコア改定値
    前年比                2.6%       2.6%
    トルコ中銀、政策金利       14.00%に据え置き  14.00%

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ユーロ円は一転下落。欧州株が上昇して始まったことを背景に買いが先行し、一時130.09円まで上昇したものの130円台での滞空時間は短く、一巡後は失速。ユーロ豪ドルをはじめユーロクロスが売り優勢となったほか、ウクライナ情勢の緊迫化もユーロ安につながった面もあった。目立った戻りも見られないまま、NY午後には一時129.25円まで下値を広げた。
     なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は仏メディアのインタビューに答え、ユーロ圏のインフレが2022年中に安定し鈍化していくとの見通しを明らかにした。また、米当局ほどインフレに対して迅速に行動しない理由があるとも述べた。

    ・ドル円は弱含み。前日と同様に米10年債利回りが低下したことを手掛かりに売りが強まった。対オセアニア通貨主導でドル安が進んだ影響も受けて節目の114円を割り込んで113.96円と本日安値を更新した。もっとも、米金利の低下が一服したため一巡後は114.10円台まで下げ渋った。

    ・トルコリラは強含み。トルコ中銀が予想通りながらも金融政策の現状維持を発表し、昨年9月からの緩和サイクルを停止したことが明らかになると対ドルでは一時13.2669リラまでリラ高が進んだ。一巡後は戻り売りに押されたものの下値は堅かった。

    ・ユーロドルは上値が重い。欧州序盤に1.1369ドルまで上昇したものの、その後はユーロクロスが全般売られるにつれて一転下落。米長期金利の低下に伴って買い戻しが入る場面も見られたが戻りは鈍く、一時1.1321ドルまで下押しした。

    ・ロンドン株式相場は小反落。小幅高で寄り付いたものの買いの勢いは続かず、その後は昨日終値を挟んで方向感を欠いた。セクター別では、生活必需品株や資本財・サービス株の下げが目立った。

    ・フランクフルト株式相場は続伸。序盤はもみ合いとなっていたが、NY市場に入って米国株が堅調に推移したため、引けにかけて強含んだ。個別では、ザルトリウス(5.44%高)やハローフレッシュ(4.79%高)などが上昇した一方、コベストロ(1.85%安)やダイムラー(1.74%安)は安かった。

    ・欧州債券相場は上昇。

  • 2022-01-20 15:26
    通常市況
    東京マーケットダイジェスト・20日 円上値重い・株高

    (20日終値:15時時点)
    ドル円:1ドル=114.47円(前営業日NY終値比△0.13円)
    ユーロ円:1ユーロ=129.92円(△0.23円)
    ユーロドル:1ユーロ=1.1349ドル(△0.0007ドル)
    日経平均株価:27772.93円(前営業日比△305.70円)
    東証株価指数(TOPIX):1938.53(△18.81)
    債券先物3月物:150.84円(▲0.08円)
    新発10年物国債利回り:0.140%(△0.005%)
    ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.04900%(横ばい)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な国内経済指標)        <発表値>   <前回発表値>
    12月貿易統計(通関ベース)
    季節調整前            5824億円の赤字 9556億円の赤字・改
    季節調整済            4353億円の赤字 4739億円の赤字・改
    対外対内証券売買契約等の状況(前週)
    対外中長期債          9282億円の取得超 6204億円の取得超・改
    対内株式            130億円の処分超  7806億円の取得超・改

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は一転上昇。時間外の米10年債利回りが1.83%台まで低下し、日経平均株価が250円近い下げとなったことを受け、朝方から売りが先行した。市場では「国内輸出企業からの売りが観測された」との指摘もあり、一時114.03円まで下押す場面も見られた。
     ただ、節目の114.00円が意識されると一転して買い戻しが優勢に。米長期金利の低下が一服し、日経平均が410円超高まで反発すると114.55円まで下値を切り上げた。

    ・ユーロ円は下値が堅い。株安などを手掛かりに一時129.53円まで売りに押される場面があったが、その後はドル円や株価の反発につれて129.98円まで買い戻された。また、豪ドル円は82.85円まで上昇。12月豪雇用統計が市場予想より強い結果となったことも買い材料視された。

    ・ユーロドルは上値が重い。米長期金利の低下を背景に一時1.1365ドルと昨日高値の1.1357ドルを上抜けて買いが進んだが、その後は米金利が低下幅を縮小した影響で1.1340ドル台まで押し戻された。

    ・日経平均株価は大幅続落。昨日の米国株式相場が下落した流れを引き継いで売りが先行したものの、その後は下げ渋る展開に。日経平均は前日800円近い下げとなったこともあり、値ごろ感に着目した買いが幅広い銘柄に入った。その後もダウ先物などの上昇につれて上げ幅を拡大し、指数は一時410円超高まで上昇する場面も見られた。

    ・債券先物相場は反発。寄り付き後はしばらく前日終値を挟んだもみ合いとなっていたが、徐々に日経平均株価の上昇を受けた売りに押された。

  • 2022-01-20 07:22
    通常市況
    NYマーケットダイジェスト・19日 株安・円底堅い

    (19日終値)
    ドル・円相場:1ドル=114.34円(前営業日比▲0.27円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=129.69円(▲0.08円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1342ドル(△0.0018ドル)
    ダウ工業株30種平均:35028.65ドル(▲339.82ドル)
    ナスダック総合株価指数:14340.25(▲166.65)
    10年物米国債利回り:1.86%(▲0.01%)
    WTI原油先物2月限:1バレル=86.96ドル(△1.53ドル)
    金先物2月限:1トロイオンス=1843.2ドル(△30.8ドル)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な米経済指標)          <発表値>   <前回発表値>
    MBA住宅ローン申請指数(前週比)    2.3%       1.4%
    12月米住宅着工件数         170.2万件    167.8万件・改
       建設許可件数         187.3万件    171.7万件・改

    ※改は改定値、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ユーロドルは反発。米長期金利の低下をサポートに一時1.1357ドルまで値を上げた。ただ、ユーロ豪ドルやユーロポンドなどユーロクロスが軟調に推移した影響から上値は限られた。
     なお、ポンドドルは伸び悩み。英長期金利の上昇に加えて英国が来週から新型コロナウイルス絡みの規制を解除することを明らかにしたことも好感されて一時1.3649ドルまで上昇した。ただ、米国株が引けにかけて崩れたため1.3610ドル台まで上値を切り下げた。

    ・ドル円は下落。114.50円前後でのもみ合いが続いていたが、米10年債利回りが低下すると次第に売りが強まり、本日安値の114.21円に面合わせした。引けにかけてダウ平均をはじめ米国株が軟調に推移したため、戻りは鈍かった。

    ・ユーロ円は続落。ドル円が弱含んだ影響を受けて129.60円付近まで値を下げ、その後は129.60円台を中心にこう着した。

    ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落。好決算を受けてバンク・オブ・アメリカとモルガン・スタンレーなどを主導に買いが先行し、指数は一時180ドル近く上昇した。ただ、米景気への強気な見方が後退するなかで米連邦準備理事会(FRB)による利上げが米経済に重しになるとの警戒感から一巡後は売りが優勢に。景気敏感株を中心に売りが優勢となり、引けにかけて下げ足を速めた。
     ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指も続落した。11月に付けた最高値から10%以上下落したため、調整局面入りとなった。

    ・米国債券相場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反発。時間外で債券売りが強まり、利回りは一時1.90%と2020年1月以来の水準を付けた。ただ、その後は持ち高調整の買い戻しが優勢に。良好な米20年債入札も買いを促し、利回りは一時1.82%付近まで低下した。一方、米利上げ観測が根強いなかで引けにかけては再び売り圧力が高まるなど、荒い値動きとなった。

    ・原油先物相場は3日続伸。イラクとトルコを結ぶ石油パイプラインが爆発し、原油輸送が一時的に停止するなど今後の原油価格のひっ迫懸念が強まった。原油先物価格は、2時前には88ドル手前まで上がるなど約7年3カ月ぶりの水準まで大幅に上昇した。もっとも、連日の上げ幅が大きいことで、引けにかけては利食い売りも入り上げ幅を縮めた。

    ・金先物相場は4日ぶりに反発。大幅に上昇していた米債利回りが徐々に上げ幅を縮め、前日比で低下に転じると金価格も急速に買い戻された。0時過ぎからは上げ幅を拡大し、昨年11月の水準まで大幅に反発して引けた。

  • 2022-01-20 03:40
    通常市況
    欧州マーケットダイジェスト・19日 株高・ドル上値重い

    (19日終値:20日3時時点)
    ドル・円相場:1ドル=114.31円(19日15時時点比△0.06円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=129.67円(△0.22円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1344ドル(△0.0014ドル)
    FTSE100種総合株価指数:7589.66(前営業日比△26.11)
    ドイツ株式指数(DAX):15809.72(△37.16)
    10年物英国債利回り:1.256%(△0.039%)
    10年物独国債利回り:▲0.012%(△0.006%)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な欧州経済指標)       <発表値>   <前回発表値>
    12月英消費者物価指数(CPI)
    前月比                0.5%       0.7%
    前年比                5.4%       5.1%
    CPIコア指数(前年比)         4.2%       4.0%
    12月英小売物価指数(RPI)
    前月比                1.1%       0.7%
    前年比                7.5%       7.1%
    12月独CPI改定値
    前月比                0.5%       0.5%
    前年比                5.3%       5.3%
    11月ユーロ圏経常収支     236億ユーロの黒字 194億ユーロの黒字・改
    11月ユーロ圏建設支出
    前月比               ▲0.2%      0.6%・改
    前年比                0.5%      3.6%・改

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は上値が重い。日経平均株価の大幅安を受けて東京午後に114.21円まで下落したが、欧州市場に入ると米10年債利回りの上昇とともに買い戻しが強まった。一時114.55円付近まで持ち直し、その後もしばらくは114.50円前後でのもみ合いが続いた。ただ、NY時間に入って米金利が一転低下すると戻り売りに押される形で再び114.21円まで弱含んだ。
     なお、米10年債利回りは欧州序盤に1.90%台と2020年1月以来の水準まで上昇したが、その後は持ち高調整の動きから一転低下。NY午後には米20年債入札の結果を受けて1.82%台まで低下した。

    ・ユーロドルは小高い。序盤は欧州長期金利の上昇が支えとなりじり高の展開に。米国市場では米長期金利の低下をサポートに一時1.1357ドルまで値を上げた。ただ、ユーロ豪ドルやユーロポンドなどユーロクロスが軟調に推移した影響から上値は限られた。
     なお、ポンドドルは堅調。英長期金利の上昇に加えて英国が来週から新型コロナウイルス絡みの規制を解除することを明らかにしたことも好感されて一時1.3649ドルまで上昇した。

    ・ユーロ円は伸び悩み。東京時間に129.39円まで下落したものの、ドル円の買い戻しや欧州長期金利の上昇につれる形で130円手前まで切り返した。一方、ドル円が弱含んだため、その後は129.60円付近まで上値を切り下げた。

    ・ロンドン株式相場は反発。ジョンソン英首相が来週から新型コロナウイルスに関する全ての規制を解除することを発表したことが好感された。セクター別では、素材株や生活必需品株の上昇が目立った。

    ・フランクフルト株式相場は反発。昨日大幅に上昇した米長期金利が低下したことが材料視され、買い戻しが強まった。個別では、ザランド(3.35%高)やザルトリウス(2.24%高)が買われた半面、ヘンケル(2.39%安)やフレゼニウス(2.00%安)などが安かった。

    ・欧州債券相場は下落。

  • 2022-01-19 15:22
    通常市況
    東京マーケットダイジェスト・19日 円高・株大幅安

    (19日終値:15時時点)
    ドル円:1ドル=114.25円(前営業日NY終値比▲0.36円)
    ユーロ円:1ユーロ=129.45円(▲0.32円)
    ユーロドル:1ユーロ=1.1330ドル(△0.0006ドル)
    日経平均株価:27467.23円(前営業日比▲790.02円)
    東証株価指数(TOPIX):1919.72(▲58.66)
    債券先物3月物:150.92円(△0.18円)
    新発10年物国債利回り:0.135%(▲0.010%)
    ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.04900%(横ばい)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な国内経済指標)
    特になし

    (各市場の動き)
    ・ドル円は上値が重い。時間外の米10年債利回りが2020年1月以来となる1.88%台まで上昇したことをながめ、日米金利差拡大を意識した買いが先行。一時114.79円まで上昇する場面も見られた。ただ、その後は日経平均株価の下落を手掛かりにした売りが優勢に。日経平均が940円超安まで下げ幅を拡大するなか、昨日安値の114.45円を下抜けて一時114.21円まで値を下げた。

    ・ユーロ円も上値が重い。ドル円の上昇につれて10時過ぎに129.99円まで値を上げる場面があったが、その後は株安を背景に失速。ダウ先物などの下落も相場の重しとなり、一時129.39円まで下押しした。

    ・ユーロドルは小高い。円絡みの取引が中心となったことで方向感は出なかったが、昨日の海外時間に売りが進んだ反動から1.1334ドルまでじわりと買い戻された。

    ・日経平均株価は大幅続落。昨日の米国株式相場が軟調に推移した流れを引き継いで売りが先行した。外国為替市場での円高・ドル安進行が輸出関連株の重しとなったほか、昨日の米ハイテク株安を受けて半導体関連株の下げも目立ち、指数は引けにかけて940円超安まで下げ幅を拡大した。

    ・債券先物相場は反発。昨日の日銀金融政策決定会合を受けて、一部市場で広がっていた利上げなどに対する思惑が払しょくされたことを手掛かりにした買いが入った。日経平均株価が大幅安となったことも相場の支えとなった面がある。

  • 2022-01-19 07:24
    通常市況
    NYマーケットダイジェスト・18日 株安・円高

    (18日終値)
    ドル・円相場:1ドル=114.61円(前営業日比▲0.01円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=129.77円(▲1.00円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1324ドル(▲0.0087ドル)
    ダウ工業株30種平均:35368.47ドル(▲543.34ドル)
    ナスダック総合株価指数:14506.90(▲386.85)
    10年物米国債利回り:1.87%(△0.09%%)
    WTI原油先物2月限:1バレル=85.43ドル(△1.61ドル)
    金先物2月限:1トロイオンス=1812.4ドル(▲4.1ドル)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な米経済指標)          <発表値>   <前回発表値>
    1月米ニューヨーク連銀製造業景気指数  ▲0.7        31.9
    1月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数
                         83        84
    11月対米証券投資動向
    短期債を含む             2239億ドル   1393億ドル・改
    短期債を除く             1374億ドル    71億ドル

    ※改は改定値、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ユーロ円は反落。株安を手掛かりとした欧州序盤からのリスク回避の売りがNY市場でも継続。ダウ平均が650ドル近くまで下げ幅を拡大したほか、米ホワイトハウスが「ロシアのウクライナ攻撃はいつ起きてもおかしくない」と発表するなど、ウクライナ情勢を巡る地政学リスクが意識された面もあり、一時129.70円まで売り込まれた。

    ・ドル円はほぼ横ばい。欧米株安を背景とした円高に沿ってNY序盤には一時114.46円と東京時間に付けた安値114.45円に接近した。一方、米10年債利回りが1.87%台と2020年1月以来の水準まで上昇したため下値も限られた。

    ・ユーロドルは下落。株安を手掛かりとしたユーロ円の下落や地政学リスクを意識したユーロスイスフランの下げ、そして米長期金利の上昇に伴うドル高の影響を受けた。一時1.1315ドルまで値を下げるなど、総じてさえない動きとなった。

    ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落。決算が嫌気されてゴールドマン・サックスが大幅安となったことが投資家心理の悪化につながったほか、米長期金利の大幅上昇がハイテク株の売りを招いた。ウクライナ情勢の深刻化を懸念した売りも重なって指数は一時650ドル近く下落した。
     ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指は反落した。

    ・米国債券相場で長期ゾーンは大幅に続落。米連邦準備理事会(FRB)が3月にも利上げするのではとの観測が高まるなか、その後の追加利上げへの期待感も重なって金利先高観から米国債売りが優勢に。利回りは2020年1月以来の水準を付けた。

    ・原油先物相場は続伸。週末にアラブ首長国連邦(UAE)が無人機攻撃を受けて、アブダビの国営石油会社施設付近でも爆発などが報告され、中東情勢の悪化が今後の供給懸念につながった。原油先物は一時2014年10月以来となる85ドル後半まで上昇した。

    ・金先物相場は3日続落。「ロシアがウクライナに対していつ攻撃をするか分からない」と米政府高官が発言するなど、ウクライナ情勢の緊張が増していることもあり、安全資産とされる金に買いが入る場面があった。しかしながら、米金利上昇やドル高が重しとなり、前日比マイナス圏に沈んで取引を終えた。

  • 2022-01-19 03:42
    通常市況
    欧州マーケットダイジェスト・18日 株安・円高

    (18日終値:19日3時時点)
    ドル・円相場:1ドル=114.59円(18日15時時点比▲0.22円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=129.74円(▲1.11円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1322ドル(▲0.0075ドル)
    FTSE100種総合株価指数:7563.55(前営業日比▲47.68)
    ドイツ株式指数(DAX):15772.56(▲161.16)
    10年物英国債利回り:1.217%(△0.031%)
    10年物独国債利回り:▲0.018%(△0.007%)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な欧州経済指標)       <発表値>   <前回発表値>
    12月英雇用統計
    失業率                 4.7%     4.8%・改
    失業保険申請件数          ▲4.33万件   ▲9.51万件・改
    9−11月英失業率(ILO方式)       4.1%       4.2%
    12月スイス生産者輸入価格(前月比)  ▲0.1%      0.5%
    1月独ZEW景況感指数           51.7       29.9
    1月ユーロ圏ZEW景況感指数        49.4       26.8

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ユーロ円は売り優勢。欧米株価指数の下落を背景に欧州序盤から売りが先行した。その後はNY市場に入ってもダウ平均が650ドル近くまで下げ幅を拡大したため下値を広げる展開に。米ホワイトハウスが「ロシアのウクライナ攻撃はいつ起きてもおかしくない」と発表するなど、ウクライナ情勢を巡る地政学リスクが意識された面もあり、一時129.71円まで下げ足を速めた。
     なお、ポンド円は155.48円、豪ドル円は82.16円、NZドル円は77.38円、カナダドル円は91.22円まで下落するなど円が全面高の展開となった。

    ・ドル円は弱含み。欧米株安を背景に円高が進んだ影響を受け、NY序盤には一時114.46円と東京時間に付けた安値114.45円に接近した。一方、米10年債利回りが1.86%台と2020年1月以来の水準まで上昇したため下値も限られた。

    ・ユーロドルは軟調。株安を手掛かりとしたユーロ円の下落や地政学リスクを意識したユーロスイスフランの下げ、そして米長期金利の上昇に伴うドル高の影響を受けた。一時1.1319ドルまで値を下げるなど、総じてさえない動きとなった。

    ・ロンドン株式相場は反落。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め期待から米長期金利が上昇したため、株式市場では金利高を嫌気した売りが広がった。セクター別では情報技術や資本財・サービス関連株が安かった。

    ・フランクフルト株式相場は反落。米長期金利の上昇が投資家心理を悪化させ、株式市場からの資金流出につながった。個別では、ザルトリウス(3.04%安)やリンデ(2.00%安)が下げた半面、フレゼニウス(0.63%高)などは買われた。

    ・欧州債券相場は下落。

  • 2022-01-18 15:23
    通常市況
    東京マーケットダイジェスト・18日 ドル高・株安

    (18日終値:15時時点)
    ドル円:1ドル=114.81円(前営業日NY終値比△0.19円)
    ユーロ円:1ユーロ=130.85円(△0.08円)
    ユーロドル:1ユーロ=1.1397ドル(▲0.0014ドル)
    日経平均株価:28257.25円(前営業日比▲76.27円)
    東証株価指数(TOPIX):1978.38(▲8.33)
    債券先物3月物:150.74円(▲0.09円)
    新発10年物国債利回り:0.145%(△0.005%)
    ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.04900%(横ばい)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な国内経済指標)        <発表値>    <前回発表値>
    日銀金融市場調節目標
    当座預金金利          ▲0.10%で据え置き   ▲0.10%
    11月鉱工業生産確報
    前月比                 7.0%       7.2%
    前年同月比               5.1%       5.4%
    11月設備稼働率(前月比)        8.0%       6.2%

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は荒い値動き。国内輸出企業からの売りに押されて114.45円まで下落する場面があったものの、日銀金融政策決定会合の結果公表後は買い戻しが優勢に。日銀は経済・物価情勢の展望(日銀展望リポート)で2022年の消費者物価指数(CPI、除く生鮮食品)見通しを+1.1%(10月は+0.9%)と上方修正。リスクバランスについても「概ね上下にバランスしている」と前回から上方修正したが、市場では「物価見通しやリスクバランスの上方修正は総じて想定の範囲内であったため、材料出尽くしとしての買いが入った」との声も聞かれた。
     また、その後も米長期金利の急上昇を背景に買いが強まった。連休明けの米10年債利回りが時間外取引で2020年1月以来となる1.85%台まで上昇すると、市場ではドル買いの動きが目立つようになり、一時115.06円まで値を上げた。
     もっとも、買い一巡後は日経平均株価が米金利上昇などを嫌気して下げに転じたため、114.70円台まで上値を切り下げた。

    ・ユーロドルはさえない。午前までは1.14ドル台前半で底堅く推移していたが、12時過ぎから米長期金利が急上昇すると、全般にドル買いが強まった流れに沿って1.1385ドルまで反落した。

    ・ユーロ円は上値が重い。日銀金融政策の公表後は円売りの流れに沿って131.18円まで上値を伸ばしたものの、その後はユーロドルが下落した影響もあって130.80円付近まで失速。日経平均がマイナス圏に沈んだことも相場の重しとなった。

    ・日経平均株価は反落。昨日の欧州株式相場が上昇した流れを引き継いで買いが先行した。日銀が金融政策の現状維持を決定すると、政策変更への警戒感後退とともに買いが強まり、一時350円超高まで上昇幅を拡大。ただ、その後は米長期金利の上昇を受けて時間外のダウ先物が軟調推移となったため、急速に上昇幅を縮小。一時は200円超安まで下押す場面も見られるなど荒い値動きとなった。

    ・債券先物相場は反落。日銀金融政策決定会合の結果公表を控えて持ち高調整目的の買いが先行した。日銀が政策の現状維持を決めると買い安心感が広がる場面もあったが、その後は米長期金利の急上昇につれた売りに押されて下げに転じた。

  • 2022-01-18 03:35
    通常市況
    欧州マーケットダイジェスト・17日 株高・円安

    (17日終値:18日3時時点)
    ドル・円相場:1ドル=114.62円(17日15時時点比△0.13円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=130.80円(△0.06円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1412ドル(▲0.0007ドル)
    FTSE100種総合株価指数:7611.23(前営業日比△68.28)
    ドイツ株式指数(DAX):15933.72(△50.48)
    10年物英国債利回り:1.186%(△0.036%)
    10年物独国債利回り:▲0.025%(△0.020%)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な欧州経済指標)
    特になし

    (各市場の動き)
    ・ドル円は底堅い。欧州序盤に114.31円付近まで小幅に下押ししたものの、欧州株高が支えとなったほか、対欧州通貨でドル高が進んだ影響も受けて次第に買いが強まる展開に。キング牧師誕生日で米国市場は休場となり、値動き自体は鈍かったがその後も地合いは強く、一時114.65円まで本日高値を伸ばした。

    ・ユーロドルは方向感がない。欧州株高に伴うリスクオンの動きから一時1.1434ドルまで買いが先行した後はドル買い圧力に押される形で失速。先週末安値の1.1399ドルを下抜けて1.1392ドルまで値を下げた。一方、昨年11月中旬以降にレジスタンスとなっていた1.1380ドル台がサポートとして機能すると1.1410ドル台まで持ち直した。

    ・ユーロ円は高値圏で底堅く推移。株高を好感して130.82円まで上昇した後は130.50円台まで伸び悩む場面も見られたが、3時前には130.83円まで再び強含んだ。

    ・カナダドル円は底堅い。カナダ中銀(BOC)が発表した第4四半期の企業景気予測調査で、企業景況感が過去最高水準を記録したことが支えとなり、一時91.66円まで上昇した。

    ・ロンドン株式相場は反発。中国人民銀行が中期貸出制度(MLF)の引き下げを発表したことが株式市場では好感された。セクター別ではヘルスケア株や不動産株の上昇が目立った。

    ・フランクフルト株式相場は反発。他の欧州株と同様に中国人民銀行によるMLF金利引き下げが買い材料視された。個別では、フレゼニウス・メディカル・ケア(2.88%高)やキイアゲン(2.84%高)が買われた半面、ヘンケル(2.84%安)などは安かった。

    ・欧州債券相場は下落。

  • 2022-01-17 15:25
    通常市況
    東京マーケットダイジェスト・17日 円安・株高

    (17日終値:15時時点)
    ドル円:1ドル=114.49円(前営業日NY終値比△0.30円)
    ユーロ円:1ユーロ=130.74円(△0.39円)
    ユーロドル:1ユーロ=1.1419ドル(△0.0008ドル)
    日経平均株価:28333.52円(前営業日比△209.24円)
    東証株価指数(TOPIX):1986.71(△9.05)
    債券先物3月物:150.83円(△0.03円)
    新発10年物国債利回り:0.145%(横ばい)
    ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.04900%(横ばい)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な国内経済指標)        <発表値>    <前回発表値>
    11月機械受注
    前月比                3.4%       3.8%
    前年同月比              11.6%       2.9%
    11月第三次産業活動指数(前月比)   0.4%      1.9%・改

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は強含み。朝方から日経平均株価の上昇を手掛かりにした買いが先行した。前週末高値の114.27円を上抜けて買いが強まり、一時114.51円まで上昇。その後も高値圏で底堅く推移した。

    ・ユーロドルは下値が堅い。対円などでドル買いが進んだ流れに沿って1.1400ドルまで下落したが、前週末安値の1.1399ドル付近が意識されると売りも一服。下値の堅さを確認すると1.1423ドルまで切り返した。

    ・ユーロ円はしっかり。ドル円やユーロドルの上昇、株高などを手掛かりにした円売り・ユーロ買いが進み、一時130.76円まで値を上げた。

    ・日経平均株価は3営業日ぶりに反発。前週末まで売りが進んだ反動から自律反発狙いの買いが先行した。指数は一時320円超高まで上昇。もっとも、本日は米国市場が休場となるほか、明日までの日程で日銀金融政策決定会合が控えていることもあり、朝方の買い一巡後は積極的に上値を試す展開にはならなかった。国内では新型コロナウイルスの感染者が急増するなど不安材料もあり、徐々に上値も重くなった。

    ・債券先物相場は反発。前週末の米国債券相場が下落した流れを引き継いで売りが先行したが、その後は前週末終値を挟んだもみ合いに。日経平均株価の上昇を受けた売りが出た一方、前週末の国内債が大幅安となった反動による買い戻しも入り、相場は方向感が定まらなかった。

  • 2022-01-15 07:20
    通常市況
    NYマーケットダイジェスト・14日 株まちまち・金利上昇・ドル高

    (14日終値)
    ドル・円相場:1ドル=114.19円(前営業日比▲0.01円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=130.35円(▲0.45円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1411ドル(▲0.0044ドル)
    ダウ工業株30種平均:35911.81ドル(▲201.81ドル)
    ナスダック総合株価指数:14893.75(△86.94)
    10年物米国債利回り:1.78%(△0.08%)
    WTI原油先物2月限:1バレル=83.82ドル(△1.70ドル)
    金先物2月限:1トロイオンス=1816.5ドル(▲4.9ドル)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な米経済指標)          <発表値>  <前回発表値>
    12月米小売売上高
    前月比                ▲1.9%      0.2%・改
    自動車を除く前月比          ▲2.3%      0.1%・改
    1月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)
                        68.8        70.6
    11月米企業在庫(前月比)        1.3%      1.3%・改

    ※改は改定値、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ドル円はほぼ横ばい。12月米小売売上高が予想を大幅に下回ったことが分かると、円買い・ドル売りが先行。23時前に一時113.49円と昨年12月20日以来の安値を付けた。
     ただ、米国株相場が軟調に推移すると、対欧州・オセアニア通貨中心にリスク・オフのドル買いが優勢となったためドル円も徐々に下値が堅くなった。米金融政策の正常化が前倒しされるとの見方が根強い中、米10年債利回りが1.79%台まで上昇したことも相場の支援材料となり、6時30分前に一時114.27円と日通し高値を更新した。
     なお、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁はこの日、「利上げ決定に近づきつつある」としながらも、「利上げのタイミングやペースはデータ次第」として具体的な時期には言及しなかった。バランスシートに関しては「FOMCによる決定はまだ行われていない」と述べた。

    ・ユーロドルは4日ぶりに反落。アジア時間に一時1.1483ドルと昨年11月11日以来約2カ月ぶりの高値を付けた反動で、持ち高調整の売りが先行。米国株価の下落を背景にリスク・オフのドル買いも強まり、一時1.1399ドルと日通し安値を更新した。この日発表の米小売指標は低調な内容だったが、米金融政策の正常化が想定より速いペースで進むとの警戒は根強く、米長期金利の上昇とドル買いを促した。市場では「米国の3連休を控えてポジション調整目的のユーロ売り・ドル買いが出た」との声も聞かれた。
     主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時95.27まで上昇した。

    ・ユーロ円は続落。欧州株相場や時間外のダウ先物の下落を背景に投資家のリスク回避姿勢が強まると、円買い・ユーロ売りが先行。23時前に一時129.78円と日通し安値を更新した。ただ、ドル円の持ち直しにつれた円売り・ユーロ買いが出ると130.42円付近まで下値を切り上げた。

    ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。低調な12月米小売売上高が投資家心理を冷やしたほか、四半期決算を発表したJPモルガン・チェースやシティ・グループに売りが集まり、指数は一時440ドル超下げた。来週決算を発表するゴールドマン・サックスなど他の金融株にも売りが波及した。
     ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発。前日に下げが目立ったハイテク株の一角には押し目買いが入った。

    ・米国債券相場で長期ゾーンは反落。12月米小売売上高は予想を下回り、大幅な落ち込みとなったが、FRBの金融引き締め方針は変わらないとの見方から次第に売りが優勢となった。

    ・原油先物相場は大幅に反発。米エネルギー省は13日、戦略石油備蓄1800万バレルの売却先6社を発表した。これを受けて時間外では一時81ドル半ばまで売られる場面があった。もっとも供給逼迫への警戒感は緩まず、下値の堅さを確認した後なだけに反動買いに勢いがついた。「中国が石油の国家備蓄の一部を春節前後に放出する」との報道も上値を抑えることはできず、一時84ドル前半まで買いが強まった。

    ・金先物相場は続落。12月米小売売上高や1月米消費者態度指数が予想を下回る結果だったことが分かる度に、安全資産とされる金に買いは入るも上値を維持できず。為替でドル買い戻しが進んだことや米金利上昇が重しとなり、前日比マイナス圏に沈んだ。

  • 2022-01-15 03:25
    通常市況
    欧州マーケットダイジェスト・14日 株安・金利上昇・ドル底堅い

    (14日終値:15日3時時点)
    ドル・円相場:1ドル=114.12円(14日15時時点比△0.40円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=130.13円(▲0.40円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1402ドル(▲0.0077ドル)
    FTSE100種総合株価指数:7542.95(前営業日比▲20.90)
    ドイツ株式指数(DAX):15883.24(▲148.35)
    10年物英国債利回り:1.150%(△0.045%)
    10年物独国債利回り:▲0.046%(△0.044%)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な欧州経済指標)        <発表値>   <前回発表値>
    11月英国内総生産(GDP、前月比)   0.9%      0.2%・改
    11月英商品貿易収支     113.37億ポンドの赤字 118.07億ポンドの赤字
    11月英貿易収支        6.26億ポンドの黒字  1.51億ポンドの黒字
    11月英鉱工業生産指数(前月比)    1.0%     ▲0.5%・改
       製造業生産高(前月比)     1.1%      0.1%・改

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は底堅い。アジア市場では「日銀は2%の物価目標達成前に利上げを開始できるか議論している」との観測報道をきっかけに円高が進んだものの、欧州市場に入るとショートカバーが先行した。米長期金利の上昇に伴うドル買いも入り、19時30分前には113.99円付近まで値を戻した。
     NY市場に入ると、12月米小売売上高が予想を大幅に下回ったことが分かりドル売りが先行。23時前に一時113.49円と昨年12月20日以来の安値を付けた。もっとも、米国株が下落すると、リスク・オフのドル買いが優勢となり徐々に下値が堅くなった。米金融政策の正常化が前倒しされるとの見方は根強く米10年債利回りが1.76%台まで上昇したこともドル買いを促し、一時114.14円付近まで持ち直した。
     なお、現物のダウ平均は一時440ドル超下落した。低調な米小売指標が投資家心理を冷やしたほか、四半期決算を発表したJPモルガン・チェースやシティ・グループに売りが集まり、相場全般の重しとなった。

    ・ユーロドルは軟調。アジア時間に一時1.1483ドルと昨年11月11日以来約2カ月ぶりの高値を付けたことから、欧州市場では利食い売りなどが先行した。欧米株価の下落を背景にリスク・オフのドル買いも強まり、一時1.1399ドルと日通し安値を更新した。この日発表の米小売指標は低調な内容だったが、米金融政策の正常化が想定より速いペースで進むとの警戒は根強く、米長期金利の上昇とドル買いを促した。
     主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時95.27まで上昇した。
     なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は「インフレを押し上げている要因は年内に緩和するだろう」「中期で2%のインフレ目標を確実に実現させるために必要な措置は何でも行う」などと述べた。

    ・ポンドドルは頭が重かった。11月英国内総生産(GDP)が前月比0.9%増と予想の0.4%増を上回ったことからポンド買いが先行。11月英鉱工業生産/製造業生産指数が予想より強い内容となったことも相場の支援材料となり、一時1.3743ドルと日通し高値を更新した。
     ただ、前日の高値1.3749ドルがレジスタンスとして意識されると失速。欧米株価の下落を受けてリスク・オフのドル買いが優勢になると、一時1.3653ドルと日通し安値を更新した。

    ・ユーロ円は弱含み。しばらくは130円台半ばでのもみ合いが続いていたが、欧州株やダウ先物の下落を背景に投資家のリスク回避姿勢が強まると、円買い・ユーロ売りが優勢に。23時前に一時129.78円と本日安値を更新した。

    ・ロンドン株式相場は4日ぶりに反落。11月英GDPが予想を上回ったほか、11月英鉱工業生産が良好な内容となったことを受けて買いが入る場面もあったが、米国株が下落すると英株にも売りが波及し指数を押し下げた。銅相場の下落を背景に、リオ・ティントやBHPビリトン、アングロ・アメリカンなど素材株が売られた。半面、原油高を背景にロイヤル・ダッチ・シェルやBPなどエネルギー株が買われた。

    ・フランクフルト株式相場は4日ぶりに反落。米国株安やアジア株安の流れを引き継ぎ、売りが優勢となった。個別ではデリバリー・ヒーロー(6.14%安)やザルトリウス(4.82%安)、シーメンス(3.72%安)などの下げが目立った。半面、バイエル(3.00%高)やヘンケル(2.72%高)などは買われた。

    ・欧州債券相場は下落。米債安につれた。

  • 2022-01-14 15:25
    通常市況
    東京マーケットダイジェスト・14日 円高・株安

    (14日終値:15時時点)
    ドル円:1ドル=113.72円(前営業日NY終値比▲0.48円)
    ユーロ円:1ユーロ=130.53円(▲0.27円)
    ユーロドル:1ユーロ=1.1479ドル(△0.0024ドル)
    日経平均株価:28124.28円(前営業日比▲364.85円)
    東証株価指数(TOPIX):1977.66(▲27.92)
    債券先物3月物:150.80円(▲0.26円)
    新発10年物国債利回り:0.145%(△0.020%)
    ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.04900%(横ばい)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な国内経済指標)        <発表値>    <前回発表値>
    12月企業物価指数
    前月比                ▲0.2%     0.7%・改
    前年比                 8.5%     9.2%・改
    対外対内証券売買契約等の状況
    対外中長期債          6173億円の取得超 4165億円の処分超
    対内株式            7811億円の取得超 171億円の取得超

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は軟調。日経平均株価が大幅に下落して始まったことを背景にリスク回避の売りが先行。本邦輸出企業から売りが観測されたほか、一部報道で「日銀が2%の物価目標達成前に利上げを開始できるか議論している」と伝わったことも円高・ドル安につながった面もあった。昨日安値の114.00円を下抜けると目先のストップロスを誘発して113.64円まで値を下げた。

    ・ユーロ円も軟調。日本株安や日銀の利上げ思惑を背景に円が全面高の展開となった。ユーロ円は130.40円まで下げたほか、ポンド円は156.01円、豪ドル円は82.63円、NZドル円は77.86円まで下落した。

    ・ユーロドルは強含み。ドル円の下落に伴ってユーロ買い・ドル売りが強まり、一時1.1483ドルと昨日高値の1.1482ドルをわずかに上抜けた。

    ・日経平均株価は続落。昨日の米国株が下落した影響から東京市場でもリスクを回避する動きが広がり、ハイテク株や輸出関連銘柄を中心に売りが優勢となった。前場に下げ幅は600円に迫った。一方、後場はソフトバンクや東京エレクトロンなどが下げ幅を縮めたため下げ渋った。

    ・債券先物相場は3営業日ぶりに反落。日銀が早期に利上げをするのではとの憶測記事が出たことを背景に債券売りが活発化。一時150.64円まで売り込まれた。

  • 2022-01-14 07:23
    通常市況
    NYマーケットダイジェスト・13日 株安・金利低下・ドル安・円高

    (13日終値)
    ドル・円相場:1ドル=114.20円(前営業日比▲0.44円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=130.80円(▲0.36円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1455ドル(△0.0013ドル)
    ダウ工業株30種平均:36113.62ドル(▲176.70ドル)
    ナスダック総合株価指数:14806.81(▲381.58)
    10年物米国債利回り:1.70%(▲0.04%)
    WTI原油先物2月限:1バレル=82.12ドル(▲0.52ドル)
    金先物2月限:1トロイオンス=1821.4ドル(▲5.9ドル)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な米経済指標)          <発表値>  <前回発表値>
    12月米卸売物価指数(PPI)
    前月比                 0.2%     1.0%・改
    前年比                 9.7%     9.8%・改
    食品とエネルギーを除くコア指数
    前月比                 0.5%     0.9%・改
    前年比                 8.3%     7.9%・改
    前週分の米新規失業保険申請件数    23.0万件   20.7万件・改

    ※改は改定値、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は続落。12月米PPIや前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったことが分かると、米長期金利の低下とともにドル売りが先行。高く始まった米国株相場が下げに転じたこともリスク回避の円買いを促し、一時114.00円と昨年12月22日以来の安値を付けた。
     なお、ブレイナードFRB理事は副議長昇格の承認を得るための公聴会で「インフレ抑制は最重要課題」「インフレ抑制のための最重要手段はFF金利」「テーパリング完了後、できるだけ早く利上げを開始する準備を整えている」などと発言した。

    ・ユーロドルは小幅ながら3日続伸。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが先行し、一時1.1482ドルと昨年11月11日以来約2カ月ぶりの高値を付けたものの、買い一巡後は伸び悩んだ。米国株安に伴うユーロ円の下落につれた売りが上値を抑えた。

    ・ユーロ円は3日ぶりに反落。一時は220ドル超上昇したダウ平均が下げに転じ、240ドル超下落するとリスク・オフの円買いが優勢に。2時30分前に一時130.62円と日通し安値を更新した。ナスダック総合が一時2.6%超下げたことも投資家心理の悪化につながった。

    ・南アフリカランド円は頭が重かった。南ア準備銀行(SARB)による利上げ観測が高まっていることから、欧州市場では一時7.50円と前日に付けた約2カ月ぶりの高値に面合わせした。市場では「1月か3月の会合で利上げするだろう」との声が聞かれた。
     ただ、NY市場に入ると一転下落した。同国が世界最大の産出量を誇るプラチナの先物価格が下落したことが材料視されたほか、「7.54円に位置する200日移動平均線が重要なレジスタンスとして機能している」との声が聞かれ、一時7.39円まで値を下げた。

    ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落。12月米PPIが予想ほど上昇せず、米長期金利が低下したため高PERのハイテク株に買いが先行。指数は一時220ドル超上昇する場面があった。ただ、これから本格化する米主要企業の昨年10−12月期決算発表を前に、ポジション調整目的の売りが強まると下げに転じた。市場では「FRBが金融引き締めを急ぐタカ派姿勢を強めていることから、売りが出やすかった」との声も聞かれ、引けにかけて下げ幅を広げた。
     ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日ぶりに反落した。

    ・米国債券相場で長期ゾーンは反発。12月米PPIや前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったことを受けて、債券買いが先行。米国株相場の失速で、安全資産とされる米国債の需要が高まった面もあった。

    ・原油先物相場は3日ぶりに反落。需給引き締まり観測が根強いなかで買い先行も、本日は83ドルに届かず。2日間で4ドル超上昇した後なだけに、ポジション調整の売りが優勢となった。プラスで始まった米株が弱含んだことも、リスク資産でもある原油の重しに繋がった。

    ・金先物相場は5日ぶりに反落。為替相場でドル安が進行した場面でもドル建て金の反応は鈍かった。足もとで上昇が続いていたこともあり、本日は利益確定の売りが優勢となった。

  • 2022-01-14 03:25
    通常市況
    欧州マーケットダイジェスト・13日 株まちまち・金利低下・ドル安

    (13日終値:14日3時時点)
    ドル・円相場:1ドル=114.06円(13日15時時点比▲0.50円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=130.72円(▲0.35円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1461ドル(△0.0020ドル)
    FTSE100種総合株価指数:7563.85(前営業日比△12.13)
    ドイツ株式指数(DAX):16031.59(△21.27)
    10年物英国債利回り:1.105%(▲0.035%)
    10年物独国債利回り:▲0.090%(▲0.031%)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な欧州経済指標)
    特になし

    (各市場の動き)
    ・ドル円は軟調。11日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の再指名公聴会や12日の12月米消費者物価指数(CPI)の結果を受けて、急速な米金融引き締めへの警戒感が和らいだことから、この日もドル売りが続いた。
     NY時間発表の12月米卸売物価指数(PPI)や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったことが分かると、米長期金利の低下とともにドル売りが一段と進行。高く始まった米国株が下げに転じたこともリスク回避の円買いを促し、一時114.00円と昨年12月22日以来の安値を付けた。
     なお、米上院銀行委員会で開催されたFRB副議長指名公聴会でブレイナードFRB理事は「我々の行動はインフレを低下させるだろう」「インフレを引き下げるためにFRBのツールを使用する」「今年、数回の利上げとバランスシートの縮小を見込む」などと述べたが、市場の反応は限られた。

    ・ユーロドルは堅調。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが優勢となり、一時1.1482ドルと昨年11月11日以来約2カ月ぶりの高値を付けた。市場では「1カ月以上続いたレンジを前日に上抜けたことで、テクニカル的にも買いが入りやすい地合いとなった」との声が聞かれた。
     なお、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁は「3月までにテーパリングを完了し、0.25%の利上げを実施する可能性がある」「年内に3回か4回の利上げを実施することが好ましい」との考えを示したが、目立った反応は見られなかった。ハーカー総裁は今年、空席となっているボストン連銀の次期総裁が正式に決定するまで、FOMCで代わりに投票する予定。

    ・ユーロ円は頭が重かった。日本時間夕刻に一時131.44円と本日高値を付けたものの、前日の高値131.48円がレジスタンスとして働くと失速した。そのあとはドル円主導で円高が進んだ流れに沿って、一時130.62円と本日安値を更新した。

    ・南アフリカランドは軟調だった。同国が世界最大の産出量を誇るプラチナの先物価格が下落したことが材料視され、対ドルで一時15.4435ランド、対円では7.39円まで下落した。ランド円については「7.54円に位置する200日移動平均線が重要なレジスタンスとして機能している」との声が聞かれた。

    ・ロンドン株式相場は3日続伸。HSBCやバークレイズなど金融株が買われたほか、BHPビリトンやグレンコアなど素材株が買われ、相場を下支えした。
     なお、ロックダウン中に官邸の庭で飲み会を報じられたジョンソン英首相について、野党だけではなく与党の一部からも辞任を求める声が上がっているものの、株式相場への影響は限定的だった。

    ・フランクフルト株式相場は3日続伸。米金融引き締め加速への警戒が和らぐと、独株にも買いが波及した。個別ではダイムラー(2.74%高)やコンチネンタル(2.73%高)、ザランド(2.47%高)などの上昇が目立った。

    ・欧州債券相場は上昇。米PPIが予想をやや下回ったことで、買い安心感が広がった。

  • 2022-01-13 16:39
    通常市況
    東京マーケットダイジェスト・13日 円もみ合い・株安

    (13日終値:15時時点)
    ドル円:1ドル=114.56円(前営業日NY終値比▲0.08円)
    ユーロ円:1ユーロ=131.07円(▲0.09円)
    ユーロドル:1ユーロ=1.1441ドル(▲0.0001ドル)
    日経平均株価:28489.13円(前営業日比▲276.53円)
    東証株価指数(TOPIX):2005.58(▲13.78)
    債券先物3月物:151.06円(△0.01円)
    新発10年物国債利回り:0.125%(横ばい)
    ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.04900%(横ばい)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な国内経済指標)     <発表値>    <前回発表値>
    12月マネーストックM2       3.7%       4.0%

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ドル円はもみ合い。昨日の海外市場で売られた反動から買いが先行し、一時114.71円まで値を上げたが、一巡後は戻り売りに押される形で114.50円まで下押しした。一方、さらに売り込む動きも見られないなど、東京市場での値動きは総じて限定的だった。

    ・ユーロ円はももみ合い。ドル円と同様の展開となり、総じて131円台前半でのもみ合いに終始した。

    ・ユーロドルは小動き。東京市場でのフローは限定的となり、1.14ドル台半ばでこう着した。

    ・日経平均株価は反落。序盤から主力銘柄を中心に売りが広がった。外国為替市場での円高・ドル安を受けてトヨタなど自動車関連銘柄の下げが目立った。

    ・債券先物相場は小幅に続伸。昨日の米国債券相場が下落した流れを引き継いだほか、時間外の米長期金利が小幅に上昇していることも相場の重しとなった。一方、一巡後は押し目買いが入った。

  • 2022-01-13 07:23
    通常市況
    NYマーケットダイジェスト・12日 株高・原油高・ドル安

    (12日終値)
    ドル・円相場:1ドル=114.64円(前営業日比▲0.66円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=131.16円(△0.09円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1442ドル(△0.0075ドル)
    ダウ工業株30種平均:36290.32ドル(△38.30ドル)
    ナスダック総合株価指数:15188.39(△34.94)
    10年物米国債利回り:1.74%(△0.01%)
    WTI原油先物2月限:1バレル=82.64ドル(△1.42ドル)
    金先物2月限:1トロイオンス=1827.3ドル(△8.8ドル)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な米経済指標)          <発表値>  <前回発表値>
    12月米消費者物価指数(CPI)
    前月比                 0.5%      0.8%
    前年比                 7.0%      6.8%
    エネルギーと食品を除くコア指数
    前月比                 0.6%      0.5%
    前年比                 5.5%      4.9%

    ※改は改定値、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ユーロドルは続伸。米労働省が発表した12月米CPIは前年同月比7.0%上昇と11月の6.8%上昇から一段と拡大し、約39年ぶりに7%台に達した。ただ、市場では「ほぼ予想の範囲内」と受け止められ、急速な米金融引き締めへの警戒感が後退。米長期金利の低下とともにドル売りが優勢となった。5時前に一時1.1453ドルと昨年11月15日以来約2カ月ぶりの高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時94.91と11月11日以来の低水準を付けた。
     なお、FRBが公表したベージュブックでは、「2021年最終週の米経済は緩やかなペースで拡大した」との認識が示され、「多くの地区が継続的な供給網の混乱と労働力不足により成長が抑制され続けた」と報告された。また、物価については「ほとんどの地区で上昇したものの、いくつかの地区ではここ数カ月のペースから若干減速した」と伝わった。

    ・ドル円は反落。米重要指標の発表を前にしばらくは115円台半ばでのもみ合いが続いていたが、12月米インフレ指標発表後に全般ドル売りが強まると、節目の115.00円や一目均衡表基準線が位置する114.75円を下抜けて一時114.38円まで下げ足を速めた。市場関係者からは「米物価上昇率は非常に大きかったが、予想とほぼ一致。マーケットがすぐに反応したことを踏まえると、一段の上昇を見込んでいたと思われる」との声が聞かれた。
     なお、FOMCで今年投票権を有するブラード米セントルイス連銀総裁は「インフレ高進の中で3月利上げの可能性はかなり高い」「現時点では今年4回の利上げを予想」などと述べた。同総裁は先週、「昨年12月時点で今年3回の利上げを想定」と発言していた。

    ・ユーロ円は小幅続伸。23時過ぎに一時131.48円と本日高値を付けたものの、その後失速。5時過ぎには130.96円と本日安値を付けた。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

    ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら続伸。12月米CPIがほぼ予想通りの内容となったことを受けて、米長期金利が低下。相対的な割高感が薄れた高PER(株価収益率)のハイテク株を中心に買いが進んだ。ただ、足もとで堅調だった金融株の一角やディフェンシブ株に売りが出ると、指数は下げに転じる場面があった。
     ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸した。

    ・米国債券相場で長期ゾーンは反落。12月米CPIがほぼ予想通りの内容となったことを受けて、急速な米金融引き締めへの警戒感が後退すると買いが先行したものの、終盤失速した。FOMCで今年投票権を有するブラード米セントルイス連銀総裁が「現時点では今年4回の利上げを予想」などと述べたことが売りを誘った。

    ・原油先物相場は続伸。2022年も原油需要は供給を上回るとの見方が広まるなか、本日も買いが先行した。米エネルギー省(EIA)が発表した週間石油在庫では、7週連続の取り崩しが見込まれていた原油は-455.3万バレルと一部予想よりもマイナス幅が拡大。これを受けて上昇に勢いがつき、一時約2カ月ぶりとなる83ドル台に乗せる場面もあった。

    ・金先物相場は4日続伸。為替相場でユーロドルが約2カ月ぶりに1.14ドル台に乗せるなどドル安が全般に進み、割安感が生じたドル建ての金は買いが優勢となった。12月米CPIが前年比で約39年ぶりに7%台に乗せたことも、インフレヘッジとしての金需要に繋がったようだ。

  • 2022-01-13 03:25
    通常市況
    欧州マーケットダイジェスト・12日 株高・金利低下・ドル安

    (12日終値:13日3時時点)
    ドル・円相場:1ドル=114.52円(12日15時時点比▲0.83円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=131.06円(▲0.13円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1444ドル(△0.0071ドル)
    FTSE100種総合株価指数:7551.72(前営業日比△60.35)
    ドイツ株式指数(DAX):16010.32(△68.51)
    10年物英国債利回り:1.140%(▲0.030%)
    10年物独国債利回り:▲0.059%(▲0.032%)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な欧州経済指標)        <発表値>   <前回発表値>
    12月独卸売物価指数(WPI、前月比)   0.2%      1.3%
    11月ユーロ圏鉱工業生産
    前月比                 2.3%    ▲1.3%・改
    前年比                ▲1.5%     0.2%・改

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は軟調。米重要指標の発表を前にしばらくは115円台半ばでのもみ合いが続いていたが、NY市場に入ると値を下げた。米労働省が発表した12月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.0%上昇と11月の6.8%上昇から一段と拡大し、約39年ぶりに7%台に達した。ただ、市場では「ほぼ予想の範囲内」と受け止められ、急速な米金融引き締めへの過度の警戒感が後退。米長期金利の低下とともにドル売りが優勢となった。節目の115.00円や一目均衡表基準線が位置する114.75円を下抜けて一時114.52円まで下げ足を速めた。
     市場関係者からは「米物価上昇率は非常に大きかったが、予想とほぼ一致。マーケットがすぐに反応したことを踏まえると、一段の上昇を見込んでいたと思われる」との声が聞かれた。

    ・ユーロドルは底堅い動き。ユーロ豪ドルやユーロカナダドルなどユーロクロスの下落につれたユーロ売り・ドル買いが先行し、20時前には一時1.1355ドルと日通し安値を付けたが、NY市場に入ると一転上昇した。12月米インフレ指標発表後のドル売りの流れを受け、3時前に一時1.1445ドルと昨年11月15日以来約2カ月ぶりの高値を更新した。
     主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時94.96と11月11日以来の低水準を付けた。

    ・ユーロ円は伸び悩み。23時過ぎに一時131.48円と本日高値を付けたものの、その後失速。2時過ぎには131.01円付近まで押し戻された。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

    ・トルコリラは堅調。対ドルで一時13.1750リラ、対円で8.71円まで値を上げた。
    英フィナンシャル・タイムズ紙が「アラブ首長国連邦(UAE)政府系ファンドADQのCEOがリラ安によるトルコ資産の下落は長期的にみれば絶好の買い時との見解を示した」と報じると、オイルマネーの流入を意識したリラ買いが優勢となった。

    ・ロンドン株式相場は続伸。銅や原油など商品相場の上昇を背景にリオ・ティントやBHPビリトンなど素材株が買われたほか、ロイヤル・ダッチ・シェルやBPなどエネルギー株が値を上げた。HSBCやバークレイズなど金融株も堅調だった。

    ・フランクフルト株式相場は続伸。前日の米国株や本日のアジア株の上昇を受けて独株にも買いが波及した。個別ではRWE(2.02%高)やボノビア(1.82%高)、ドイツポスト(1.70%高)などの上昇が目立った。半面、コンチネンタル(1.40%安)やコベストロ(1.00%安)などが売られた。

    ・欧州債券相場は上昇。米物価上昇率がほぼ予想通りの結果となったことを受けて、債券買い(利回りは低下)が広がった。

  • 2022-01-12 15:25
    通常市況
    東京マーケットダイジェスト・12日 円安・株高

    (12日終値:15時時点)
    ドル円:1ドル=115.35円(前営業日NY終値比△0.05円)
    ユーロ円:1ユーロ=131.19円(△0.12円)
    ユーロドル:1ユーロ=1.1373ドル(△0.0006ドル)
    日経平均株価:28765.66円(前営業日比△543.18円)
    東証株価指数(TOPIX):2019.36(△32.54)
    債券先物3月物:151.07円(△0.31円)
    新発10年物国債利回り:0.125%(▲0.025%)
    ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.04900%(横ばい)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な国内経済指標)        <発表値>    <前回発表値>
    11月国際収支速報
    経常収支(季節調整前)       8973億円の黒字 1兆1801億円の黒字
    経常収支(季節調整済)      1兆3695億円の黒字 1兆259億円の黒字
    貿易収支              4313億円の赤字  1667億円の黒字
    12月景気ウオッチャー調査
    現状判断指数              56.4        56.3
    先行き判断指数             49.4        53.4

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ドル円は下値が堅い。東京仲値にかけて売りが散見されると、10時30分前には一時115.23円まで小幅に下押しした。ただ、市場では「本邦機関投資家から買いが観測された」との指摘があると反発。日経平均株価が大幅に上昇したことも支えとなり、一時115.40円まで切り返した。

    ・ユーロ円は底堅い。ドル円が下げたタイミングで一時130.98円まで下げたものの、日本株の大幅上昇を受けて全般円売りが進むと、その流れに乗って一時131.25円まで切り上げた。

    ・ユーロドルは小幅高。株高に伴ってユーロ円が底堅く推移したことにつれる形で1.1378ドルまで値を上げたが、値幅は14pips程度と狭かった。

    ・日経平均株価は4営業日ぶりに反発。昨日の米国株が堅調に推移したことを好感した買いが先行した。米長期金利の低下でグロース株にも買いが集まったほか、その後に始まった香港株などが大幅高となったことも投資家心理の改善につながって、指数は一時600円高近くまで上げ幅を広げた。

    ・債券先物相場は7営業日ぶりに反発。昨日の米国債券相場が上昇した流れを引き継いで買いが先行。足もとで相場下落が続いていた反動も重なって一時151.00円まで上値を伸ばした。

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