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情報は重要の掲示板

2022-01-19 07:24
通常市況
NYマーケットダイジェスト・18日 株安・円高

(18日終値)
ドル・円相場:1ドル=114.61円(前営業日比▲0.01円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=129.77円(▲1.00円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1324ドル(▲0.0087ドル)
ダウ工業株30種平均:35368.47ドル(▲543.34ドル)
ナスダック総合株価指数:14506.90(▲386.85)
10年物米国債利回り:1.87%(△0.09%%)
WTI原油先物2月限:1バレル=85.43ドル(△1.61ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=1812.4ドル(▲4.1ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)          <発表値>   <前回発表値>
1月米ニューヨーク連銀製造業景気指数  ▲0.7        31.9
1月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数
                     83        84
11月対米証券投資動向
短期債を含む             2239億ドル   1393億ドル・改
短期債を除く             1374億ドル    71億ドル

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロ円は反落。株安を手掛かりとした欧州序盤からのリスク回避の売りがNY市場でも継続。ダウ平均が650ドル近くまで下げ幅を拡大したほか、米ホワイトハウスが「ロシアのウクライナ攻撃はいつ起きてもおかしくない」と発表するなど、ウクライナ情勢を巡る地政学リスクが意識された面もあり、一時129.70円まで売り込まれた。

・ドル円はほぼ横ばい。欧米株安を背景とした円高に沿ってNY序盤には一時114.46円と東京時間に付けた安値114.45円に接近した。一方、米10年債利回りが1.87%台と2020年1月以来の水準まで上昇したため下値も限られた。

・ユーロドルは下落。株安を手掛かりとしたユーロ円の下落や地政学リスクを意識したユーロスイスフランの下げ、そして米長期金利の上昇に伴うドル高の影響を受けた。一時1.1315ドルまで値を下げるなど、総じてさえない動きとなった。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落。決算が嫌気されてゴールドマン・サックスが大幅安となったことが投資家心理の悪化につながったほか、米長期金利の大幅上昇がハイテク株の売りを招いた。ウクライナ情勢の深刻化を懸念した売りも重なって指数は一時650ドル近く下落した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指は反落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは大幅に続落。米連邦準備理事会(FRB)が3月にも利上げするのではとの観測が高まるなか、その後の追加利上げへの期待感も重なって金利先高観から米国債売りが優勢に。利回りは2020年1月以来の水準を付けた。

・原油先物相場は続伸。週末にアラブ首長国連邦(UAE)が無人機攻撃を受けて、アブダビの国営石油会社施設付近でも爆発などが報告され、中東情勢の悪化が今後の供給懸念につながった。原油先物は一時2014年10月以来となる85ドル後半まで上昇した。

・金先物相場は3日続落。「ロシアがウクライナに対していつ攻撃をするか分からない」と米政府高官が発言するなど、ウクライナ情勢の緊張が増していることもあり、安全資産とされる金に買いが入る場面があった。しかしながら、米金利上昇やドル高が重しとなり、前日比マイナス圏に沈んで取引を終えた。