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情報は重要の掲示板

2022-01-18 15:23
通常市況
東京マーケットダイジェスト・18日 ドル高・株安

(18日終値:15時時点)
ドル円:1ドル=114.81円(前営業日NY終値比△0.19円)
ユーロ円:1ユーロ=130.85円(△0.08円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1397ドル(▲0.0014ドル)
日経平均株価:28257.25円(前営業日比▲76.27円)
東証株価指数(TOPIX):1978.38(▲8.33)
債券先物3月物:150.74円(▲0.09円)
新発10年物国債利回り:0.145%(△0.005%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.04900%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)        <発表値>    <前回発表値>
日銀金融市場調節目標
当座預金金利          ▲0.10%で据え置き   ▲0.10%
11月鉱工業生産確報
前月比                 7.0%       7.2%
前年同月比               5.1%       5.4%
11月設備稼働率(前月比)        8.0%       6.2%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は荒い値動き。国内輸出企業からの売りに押されて114.45円まで下落する場面があったものの、日銀金融政策決定会合の結果公表後は買い戻しが優勢に。日銀は経済・物価情勢の展望(日銀展望リポート)で2022年の消費者物価指数(CPI、除く生鮮食品)見通しを+1.1%(10月は+0.9%)と上方修正。リスクバランスについても「概ね上下にバランスしている」と前回から上方修正したが、市場では「物価見通しやリスクバランスの上方修正は総じて想定の範囲内であったため、材料出尽くしとしての買いが入った」との声も聞かれた。
 また、その後も米長期金利の急上昇を背景に買いが強まった。連休明けの米10年債利回りが時間外取引で2020年1月以来となる1.85%台まで上昇すると、市場ではドル買いの動きが目立つようになり、一時115.06円まで値を上げた。
 もっとも、買い一巡後は日経平均株価が米金利上昇などを嫌気して下げに転じたため、114.70円台まで上値を切り下げた。

・ユーロドルはさえない。午前までは1.14ドル台前半で底堅く推移していたが、12時過ぎから米長期金利が急上昇すると、全般にドル買いが強まった流れに沿って1.1385ドルまで反落した。

・ユーロ円は上値が重い。日銀金融政策の公表後は円売りの流れに沿って131.18円まで上値を伸ばしたものの、その後はユーロドルが下落した影響もあって130.80円付近まで失速。日経平均がマイナス圏に沈んだことも相場の重しとなった。

・日経平均株価は反落。昨日の欧州株式相場が上昇した流れを引き継いで買いが先行した。日銀が金融政策の現状維持を決定すると、政策変更への警戒感後退とともに買いが強まり、一時350円超高まで上昇幅を拡大。ただ、その後は米長期金利の上昇を受けて時間外のダウ先物が軟調推移となったため、急速に上昇幅を縮小。一時は200円超安まで下押す場面も見られるなど荒い値動きとなった。

・債券先物相場は反落。日銀金融政策決定会合の結果公表を控えて持ち高調整目的の買いが先行した。日銀が政策の現状維持を決めると買い安心感が広がる場面もあったが、その後は米長期金利の急上昇につれた売りに押されて下げに転じた。