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情報は重要の掲示板

2022-01-21 03:39
通常市況
欧州マーケットダイジェスト・20日 株強弱まちまち・ユーロ安

(20日終値:21日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=114.13円(20日15時時点比▲0.31円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=129.27円(▲0.65円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1327ドル(▲0.0022ドル)
FTSE100種総合株価指数:7585.01(前営業日比▲4.65)
ドイツ株式指数(DAX):15912.33(△102.61)
10年物英国債利回り:1.225%(▲0.031%)
10年物独国債利回り:▲0.024%(▲0.013%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)       <発表値>   <前回発表値>
12月独生産者物価指数(PPI)
前月比                5.0%       0.8%
1月仏企業景況感指数         107       109・改
12月香港消費者物価指数(CPI)
前年同月比              2.4%       1.8%
ノルウェー中銀、政策金利     0.50%に据え置き   0.50%
12月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値
前年比                5.0%       5.0%
12月ユーロ圏HICPコア改定値
前年比                2.6%       2.6%
トルコ中銀、政策金利       14.00%に据え置き  14.00%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロ円は一転下落。欧州株が上昇して始まったことを背景に買いが先行し、一時130.09円まで上昇したものの130円台での滞空時間は短く、一巡後は失速。ユーロ豪ドルをはじめユーロクロスが売り優勢となったほか、ウクライナ情勢の緊迫化もユーロ安につながった面もあった。目立った戻りも見られないまま、NY午後には一時129.25円まで下値を広げた。
 なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は仏メディアのインタビューに答え、ユーロ圏のインフレが2022年中に安定し鈍化していくとの見通しを明らかにした。また、米当局ほどインフレに対して迅速に行動しない理由があるとも述べた。

・ドル円は弱含み。前日と同様に米10年債利回りが低下したことを手掛かりに売りが強まった。対オセアニア通貨主導でドル安が進んだ影響も受けて節目の114円を割り込んで113.96円と本日安値を更新した。もっとも、米金利の低下が一服したため一巡後は114.10円台まで下げ渋った。

・トルコリラは強含み。トルコ中銀が予想通りながらも金融政策の現状維持を発表し、昨年9月からの緩和サイクルを停止したことが明らかになると対ドルでは一時13.2669リラまでリラ高が進んだ。一巡後は戻り売りに押されたものの下値は堅かった。

・ユーロドルは上値が重い。欧州序盤に1.1369ドルまで上昇したものの、その後はユーロクロスが全般売られるにつれて一転下落。米長期金利の低下に伴って買い戻しが入る場面も見られたが戻りは鈍く、一時1.1321ドルまで下押しした。

・ロンドン株式相場は小反落。小幅高で寄り付いたものの買いの勢いは続かず、その後は昨日終値を挟んで方向感を欠いた。セクター別では、生活必需品株や資本財・サービス株の下げが目立った。

・フランクフルト株式相場は続伸。序盤はもみ合いとなっていたが、NY市場に入って米国株が堅調に推移したため、引けにかけて強含んだ。個別では、ザルトリウス(5.44%高)やハローフレッシュ(4.79%高)などが上昇した一方、コベストロ(1.85%安)やダイムラー(1.74%安)は安かった。

・欧州債券相場は上昇。