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「歴史に学ばず、自分たちの力を過信」市場も同じ過ちしてる気が(´・ω・`)

パウエルFRBの「2度目の失敗」 思い出される70年代と高インフレの意味(フィデリティ投信 重見吉徳氏)
最終更新日 2024/5/1 16:00

 日本のゴールデン・ウィーク中に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、利下げ見通しの「一部解消」(≒利下げ開始時期の後ずれ;「利下げは急がず」)を示唆するでしょう。

 利下げ見通しの「全部解消」(≒「当面、利下げは考えず」)は危険です。なぜなら、金融市場に「場合によっては、次は利上げかも」と受け取られる可能性があるためです。

 このため、まずは一部解消について、金融市場とのコミュニケーション/対話を図ると筆者は考えています。

 すでに、金融市場は利下げ織り込みを大幅に縮小させています。

 しかしながら、今後、市場金利がさらに上昇すれば、リスク資産市場は調整を免れないでしょう。

パウエルFRBとして「2度目の失敗」
 パウエル議長率いるFRBが、インフレに関する見通しを誤るのはこれで2度目です。

 FRBは(パンデミックによるサプライチェーンの停滞が生じた)2021年を通じて「インフレは一時的」と強調し、金融緩和を継続しました。

 しかしながら、インフレは収束せず、FRBは同年11月末に「一時的」との見解を撤回し、翌2022年以降、大幅な利上げに追い込まれました。

思い出される1970年代
 FRBは1970年代にも失敗しています。

【次の図】のとおり、1970年代は2度の高いインフレが米国経済を襲っています。

 2度目の高いインフレが生じた背景のひとつとして、その起点となった1974年当時、FRBはインフレが鈍化していないのにもかかわらず、失業率の上昇を受け、利下げに転じたことが挙げられます。

 結果として、FRBはその後に厳しい利上げに追い込まれ、経済活動は収縮しました。

長いのでつづきはWEBで
https://moneyworld.jp//news/05_00126875_news