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株式投資見解の掲示板

2022-01-27 08:13
見通し
今日の株式見通し=軟調か 米国株はパウエル発言を受けて値を消す

 東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が下落した一方、ナスダックがプラスで終了。ダウ平均は129ドル安の34168ドルで取引を終えた。中盤までは強い動きを見せており、FOMC声明を受けてもプラスで推移していたが、パウエル議長の会見中に失速。ナスダックはマイナス圏に沈んだところで押し目買いが入り、プラスを確保した。

 FOMC声明では3月の利上げが示唆された。バランスシートの縮小時期などは今後の議論で会議するとした。市場に新たなサプライズをもたらすような内容は出てこなかったが、FRBのタカ派スタンスは再確認することになった格好。米長期金利は上昇し、為替市場ではドル高・円安が進行。ドル円は足元で114円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて90円安の26920円、ドル建てが65円安の26945円で取引を終えている。

 下げたダウ平均やS&P500は小幅な下落ではあるが、これまでの米国株の下げ度合いを踏まえると、FOMCでスカッと上昇とならなかったことはネガティブ。日本株は警戒売りに押されることになるだろう。日経平均はきのう昨年来安値を更新しており、ストッパーを失っている。ただ、FOMCがさらなる急落を招くようなイベントにはならなかったという安心感もあるため、強烈に売り込むまでにはならないと考える。27000円より上が買いづらくなる形で上値の重い時間帯が続くだろう。日経平均の予想レンジは26700円-27100円