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prismhit~~~明日から令和ですね。
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>>6863

投資競争の恩恵一手に

「毎日が競走だ。顧客は少しでも早く製品を納めるよう当社に大きなプレッシャーをかけている」。ジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は22日のアナリスト向け電話会見でAI半導体の争奪戦が続いていることを示した。

市場では新製品の投入に伴って成長に「谷」ができるのではとの見方もあった。ファン氏は次世代半導体「B200」などの収益貢献が25年1月期中に始まるとしつつ、その立ち上げの間も現在の主力製品「H100」の需要は途切れないと説明した。

増収に転じた23年5〜7月期以降、売上高が前年同期に比べ2倍以上に増え続ける。異形の急成長は、米巨大テクノロジー企業が繰り広げる生成AIの投資競争の恩恵を、エヌビディアが一手に引き受けているためだ。

マイクロソフトやグーグル、メタなどはクラウドやネット広告といった主力事業を進化させるために生成AIの開発を急ぐ。各社は24年のデータセンターへの投資を大幅に増やすと表明している。

米調査会社デローログループの推計によると、マイクロソフト、グーグル、アマゾン・ドット・コムの3社がデータセンターに投じた金額は1〜3月に304億ドルと前年同期比7割近く増えた。

エヌビディアはデータセンターで使うAI半導体のシェアが8割と高い。同社の売上高のうちデータセンター部門が約9割を占め、そのうち45%程度がテック大手向けだ。各社はサーバーに組み込む半導体をエヌビディアから直接買う。IT大手が生成AIで先行争いをすることで、エヌビディアが潤う構図だ。

デローログループのバロン・ファン氏は「エヌビディア製半導体の購入比率が最も高いのはマイクロソフトだ。24年も割合を増やすだろう」と分析する。Chat(チャット)GPTを生んだ米新興企業オープンAIと組んでAI対応を優位に進めるマイクロソフトも、エヌビディアが裏側で支えている。