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prismhit~~~明日から令和ですね。
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>>6171

半導体や開発基盤、用途広がる

ファン氏はロボット分野への野心も見せた。基調講演ではヒト型ロボットの開発基盤を提供すると表明。ステージには二足歩行のロボットをずらりと並べ、会場を沸かせた。エヌビディアはヒト型ロボットの新興企業に出資するなど以前からこの分野に意欲を示してきた。

開発者会議で示したのは同社の半導体や開発基盤を使う産業の裾野の広がりだ。車載半導体では中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)が同社の中核製品を採用すると発表した。他にも現実を仮想空間で再現する「デジタルツイン」など幅広い領域で新技術を発表した。

GTCの対面開催は5年ぶりで、前回の19年に比べて約2倍となる1万6000人が登録した。オンラインを含めた参加者は30万人を超えた。会場の中央にある展示会場にはクラウド大手や製造業など約300社が出展した。もともとゲーム開発者向けのイベントとして始まったGTCがこれほど注目を集めるのは異例だ。

背景には生成AIブームがある。AIはデータを学習すればするほど賢くなる。そのためにはデータセンターで使うエヌビディアの半導体が欠かせない。IT(情報技術)企業が生成AIで激しい競争を繰り広げるなか、どの企業が勝ち残ってもエヌビディアはもうかる構図が鮮明だ。

エヌビディアの株価は1年で3倍超に上昇した。時価総額は米マイクロソフトと米アップルに次ぐ世界3位となり、米アルファベットや米アマゾン・ドット・コムを追い越してからわずか1カ月あまりで両社それぞれとおよそ4000億ドル(約60兆円)も差をつけた。

焦点は生成AIブームの持続性だ。AIはこれまで期待と失望を繰り返しながら発展を遂げてきた。現在、衰えを見せないAIの進化が、いずれ頭打ちになれば市場の期待を一身に背負うエヌビディアに対する失望も生じかねない。