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投資の意見箱
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バブル景気にも浮かれなかった気質は三菱のDNA
 1980年代後半から始まったバブル景気は、過剰な投機熱を社会全体に生みました。三菱グループにもバブルの波は襲ってきました。しかし三菱には創業以来の経営哲学がありました。
 第一次世界大戦が終わった翌年の1919(大正8)年には、戦後復興需要などから景気は上昇し、白熱的な投機ブームがおとずれました。時の小彌太社長は投機的な商法に対し厳しく批判をし、「浮華放漫」の弊害を捨て「質実堅忍」の風を振興してほしいとの通達を出しています。
 バブル景気の時期にも、この三菱のDNAともいうべき教えが幸いして、過剰な融資合戦に参入することがなかったため、バブル崩壊後の不良債権が少なくて済んだと言われています。