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私と経済の掲示板

>>25294

歴史決議全文の外交部分は当然ながら対米外交の成果に乏しい。習が就任直後から繰り返し提起した対米関係のキーワード「新型大国関係」は既に死語である。重要な国際課題を米中2大国で仕切る「G2」色がにじむ言葉は、オバマ政権時代に拒否された。「大国外交」の挫折である。

代わりに編み出したのが、中国台頭による多極化世界を受け入れるように迫る「新型国際関係」だった。こちらは究極的には米国の同意なしに実現可能であり、それを阻もうとする自由主義、民主主義各国に強硬姿勢をとる「戦狼外交」の伏線にもなっている。

答えは6中全会開幕の直前にようやく出た。スイスでの協議など対中交渉を仕切ってきた米大統領補佐官のサリバンが、11月7日放送の米CNNテレビのインタビューで驚きの発言に踏み切った。従来の対中政策を巡る誤りの一つは「米国の政策によって中国のシステムを根本的に変革させる」という考え方だった、というのだ。