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私と経済の掲示板

スバル決算、誤操作で「15分フライング開示」

 SUBARU(スバル)は10日、2019年3月期連結決算について、東京証券取引所を通じた開示前に誤って自社のホームページに掲載した。コンピューターの誤操作が原因という。

 決算内容の開示は、当初の予定では10日午後1時だったが、午前9時55分頃から約15分間、ホームページで決算短信と説明資料が閲覧できる状態になった。外部からの指摘で発覚し、開示時刻を午前10時25分に前倒しした。

 東証の規則では、決算内容は東証の適時開示より先に発表してはいけない。東証がこれに違反すると判断した場合、口頭注意などを行う。スバルは「再発防止に向けた対策に取り組む」と謝罪した。

 一方で決算内容は、最終利益が前期比32・9%減の1478億円と、3年連続で減益となった。部品の不具合による生産停止や検査不正によるリコール費用が響いた。売上高も操業停止の影響で販売台数が落ち込むなどして、前期比2・2%減の3兆1605億円となった。