ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2019/11/17〜2019/11/18

会計と財務を混同するな


会計（決算書）から財務（資金繰り）を論ずる場合、論理の
整合に、充分注意する必要がある。

例をあげる。

連結決算書の負債が17兆円（会計）だからといって、
ＳＢＧは将来、17兆円の元本と、年間1兆円の利息の支払いに追われる（財務）、と考えてはならない。

連結決算書上の債務は、子会社の株式を、その資産・負債に置き換えるという、複式簿記の技術上の産物、会計上の産物に過ぎず、
そもそも、親会社の支払い義務を当然に示すものではない。

ＳＢＧにおいては、子会社の債務はノンリコースであり、法的な支払い義務がない。支払えば経営者の責任問題になる。
ウィワークに追加支援したのは例外であり、今後は赤字の補填はしない旨が、改めてアナウンスされている。

よって、ＳＢＧが今後支払うであろう債務は、ＳＢＧ単体の債務5兆円である。
ＳＢＧの財務分析、さらには倒産のリスクなどを考える際に用いるべき債務の額は、これである。

会計の産物に過ぎない連結決算書上の債務17兆円は、
ＳＢＧの財務分析には、関係ない。


ＳＢＧの債務が連結上の17兆円であるとする方々に、
あらためて問いかけます。
　　　「何故でしょうか？」