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ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2019/07/10〜2019/07/11

2枚目
Dishは通信帯域をTモバイルUSとスプリントから借りることになりますが、その条件をめぐっても交渉が続いています。
FCCは今年5月にトップが合併承認の意向を示しました。ただし「地方でも第五世代通信網(5G)の早期整備をすること」などを条件としています。米司法省は携帯電話料金が高止まりしないか心配しているようで、業界で競争原理が機能するよう条件を付けた上で合併に大筋合意しました。突き付けた条件とは、ケーブルテレビ会社のDishを第4の通信キャリアとして参入させることです。
Dishが自前の通信基地局を整備するまでの6~7年間、TモバイルUSとスプリントの通信網をDishが使用できるようにすることを司法省は望んでいます。また匿名筋の情報ではありますが、司法省はドイツテレコム(Tモバイルの親会社)に、Dishにより甘い条件での契約をするよう促しているそうです。
現状、Dishはネットワーク帯域の12.5%しかアクセスできず、司法省はドイツテレコムがDishに無制限のネットワーク帯域を提供するよう要請しているそうです。詳しい契約条件についての情報は判明していませんが、「大筋で合意」したからにはDishは有利な条件で交渉を進めることが出来たと予想されます。
 しかし問題はこれだけでは終わりません。司法省の承認後もカリフォルニア公益委員会の承認が必要です。さらに、14の州から検事総長によって提起された訴訟も待ち構えています。訴状で「業界内での競争が減り、価格が上昇する」と主張しており、裁判所が合併が成立してしまわないように一時的な拘束命令を出すことも懸念されています。