ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2017/03/10〜2017/03/14




日本経済新聞電子版より(1/2)←この項はプラス(良き材料かな)

 ソフトバンクグループがサウジアラビアと立ち上げる投資ファンドが動き出した。買収したばかりの英半導体設計大手アーム・ホールディングスの保有株式の一部をファンドに移すアイデアが明らかになり、今後も出資先企業の株式を移管していくという。大胆な投資戦略とはいえ、投資総額が10兆円という「巨大な財布」の中身は見えにくい。思わぬところに穴は開いていないのか。
■アーム株の一部、新ファンドに
 ソフトバンクがつくる「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の構想が誕生したきっかけは、昨夏に来日したサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン副皇太子と孫正義社長との意気投合だった。それから2カ月もたたないうちに新ファンド設立を発表。いよいよ実現段階に入っている。
 アーム株の移管も、その流れに沿ったものといえる。欧米メディアによると、保有株のうち約25%(約80億ドル)を移管するという。今後、数百億円以上の投資も新ファンドを通じて行うという。これから出資先企業の保有株を新ファンドに移したとき、何が起きていくのだろうか。
 ソフトバンクは、「今回の報道内容は当社が発表したものではないため、コメントできない」としている。新ファンドの全体像ははっきりしていないが、一つだけ確かなことがある。ファンド設立を発表した昨年10月時点で、新ファンドはソフトバンクの「連結対象となる見込み」と説明しているのだ。
■「外部の目」で緊張感も
 その場合、「グループ内での資産の分散保有ならば、ソフトバンクにとって大きな変化はない」(通信業界を担当するアナリスト)と見られる。つまり、仮にアームの議決権が移管されても、影響力が低下することはないということだ。
 むしろ、新ファンドへの移管を巡り、プラスの面を指摘する声がある。岩井コスモ証券の川崎朝映シニアアナリストは、「ファンドが株主に加わることで、アームの経営に対して外部の目が光ることになる。企業統治や業績拡大に役立つ可能性もある」と見ている。
 新ファンドには出資者としてサウジ政府系ファンド、アップルなど米国企業なども加わるため、投資収益をしっかりと出す必要がある。ソフトバンクとアームの経営陣の自由度が保たれた上で、経営に緊張感が生まれれば、ソフトバンクの株主にとってもプラスだ。