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投稿コメント一覧 (35コメント)

  • 遠回りしてますね。SBG。
    でもいいんじゃない?笑

    スカッとしたいよね。
    これも産みの苦しみ。通らなければ行けない道。避けて通っては行けないよ。

    スカッとする日 もうすぐ。

    ちなみに
    チャート見る人
    逆襲線 勢力線
    今日出ましたね。

    NY市場関係ねぇ。明日スカッと?

    違うってか?笑

  • 藤井聡太くん30連勝ならず。
    ソフトバンクまだ10,000ならず。

    聡太頑張ったよね。14歳で29連勝。
    でも 8大タイトルの1つは10年後目安で取れればいいよ。
    焦るな。
    ソフトバンク頑張ってるよね。
    でも 1万 2万 3万は一ヶ月後 三ヶ月後 半年後 一年後 二年後でいいよ。
    焦るな。

    都民ファースト 凄いよね
    小池都知事 凄いよね

    ソフトバンクも 凄いよ。
    孫正義も 凄いよ。

    ソフトバンク買ってる人 凄いよ。
    あなた凄い。
    俺も凄い。笑


  • 2017/6/28 0:48日本経済新聞 電子版

     ソフトバンクグループ傘下で米携帯電話4位のスプリントが、米CATV大手コムキャストとチャーター・コミュニケーションズの2社と携帯事業での提携交渉に入ったことが26日、明らかになった。大容量データを瞬時に送受信できる次世代通信規格「第5世代(5G)」の普及を控え、業界の垣根を越えた再編が活発になりそうだ。

     「モバイルはテレビを飲み込む」。2017年1月、米携帯電話3位TモバイルUSのジョン・レジャー最高経営責任者は、17年末には米テレビ視聴の過半を携帯が占めると指摘した。

     呼応するようにCATVの巨人コムキャストは5月にチャーターと携帯事業で提携。さらに今回、「本命」のスプリントとの提携協議に入る。

     CATV会社は携帯加入者を自社の有料放送に誘導することなどを期待する。さらに通信ビジネス自体の強化も狙う。米国で17年末以降に5G通信が始まると動画視聴の利便性が増し、携帯の価値は確実に高まる。

     スプリント側も携帯加入者が頭打ちになるなか、コムキャストとチャーターの有料放送や通信の顧客基盤を取り込める。経営体力のあるコムキャストなどの資本力を生かし通信網整備を進めることもできそうだ。

     スプリントはコムキャストなどとの提携を進める一方、TモバイルUSとの統合協議も継続するという。かねてスプリントの統合相手は「Tモバイルが本命」と公言していた孫正義社長。急転直下の米CATV2社との提携協議入りは、Tモバイルとの駆け引きの一環でもあるのかもしれない。(ワシントン=稲井創一)

  • 株主総会のエンドロール
    7年前に作成されたものだ。
    これが孫正義の
    真髄。


    人間には
    悲しみを和らげる知恵がある
    太古からの時代の人は
    さまざまな方法を試してきた
    宗教や
    哲学や芸術の力で

    けれどいま
    わたしたちは叶えつつある
    悲しみの新しい和らげ方を
    そして喜びの膨らませ方を
    それが
    information revolution

    ひとりの想いは
    みんなの想いとなり
    みんなの声が
    ひとりのために届く
    遠く離れた気持ちと気持ちを
    人とモノを
    つぎつぎに結びつけてゆくのだ
    あなたに暗い夜が訪れても
    地球の反対側にいる誰かが
    朝の光を届けてくれる

    北で生まれたひらめきは
    南で生まれた絶望を救い
    東で生まれた技術は
    西で生まれたあきらめを
    希望へと変える

    人とモノと想いは
    いつでもどこでも
    引き合ってゆくだろう
    「運命の出会い」がいくつも生まれ
    ひとりひとりが
    ひとりじゃないのだと知る
    情報テクノロジーは、出会いを生み出し
    人間を自由にする力だ
    国境も、年齢も、人種も、言語も
    時間も空間も越えて

    私たちは信じている
    この力が不治の病をなくし
    教育から退屈をなくし
    この世界から戦争をなくすだろうと

    どこまでも進化するテクノロジーと
    いつまでも変化しない愛
    そのふたつが
    いまここにそろっているのだから

    情報革命で人々を幸せに

  • 日本経済新聞

    2/2

    ソフトバンク孫社長、時価総額20兆円への決意
    証券部 須永太一朗
    2017/6/22 5:30
     出席した個人株主からは「事業内容の変化は特に気にしない。株価が上がるなら何でもやってほしい」「今の日本で、ソフトバンクほど高いリスクを取って挑戦する企業は他にはない。これからも果敢に挑戦し、高いリターンを狙ってもらいたい」と評価する声が相次いだ。

     だが、この日のソフトバンク株はさえなかった。午前9時半前に前日比66円(1%)高の9339円まで上昇したが、その後は下落に転じ、午後には一時、113円(1%)安の9160円を付けた。総会に出た株主から、孫社長の後継者不在を不安視する質問が相次いだのが一因だ。総会の様子はインターネットで中継され、この日は総会を見ながらソフトバンク株を売買する投資家も多かった。SBI証券の鈴木英之氏は「孫社長ほどの指導力を持つ人物を探すのは容易ではない。後継者問題がリスクとして意識されやすい」と指摘する。

     後継候補として副社長に迎えたニケシュ・アローラ氏の突然の退任から1年。失敗はもう許されない。総会で孫社長は後継者選びについて「今後10年かけて、しっかり取り組んでいく」と説明した。

     今年8月で60歳を迎える孫社長は、かねて60代で後継者に事業を引き継ぐと公言している。一連の発言を総合すると「今後10年以内に時価総額20兆円を達成し、後継者にバトンを渡す」目標を掲げたと解釈できそうだ。

     今年の株主総会がひときわ沸き立ったのは、孫社長が04年の株主総会の映像を紹介した時だった。当時はブロードバンド事業「ヤフー!BB」が軌道に乗らず赤字続き。映像には、株主からの批判に対して「利益で1兆、2兆(円)と数える規模になりたい」と反論する当時の孫社長が映っていた。映像に続いて孫社長が「利益で1兆円を突破できた」と発言すると、会場は株主の拍手に包まれた。孫社長は04年の総会での発言を「ホラ」と表現したが、17年3月期は純利益が初めて1兆円を突破。ホラは現実になった。

     時価総額20兆円への決意を示した今年の株主総会。何年か後の総会でこの日の映像を紹介し「突破できた」と発言する――。孫社長はそんなシーンを思い描いているに違いない。

  • 日本経済新聞

    1/2

    ソフトバンク孫社長、時価総額20兆円への決意
    証券部 須永太一朗
    2017/6/22 5:30
     「時価総額がピークの時に株を買った方は、今も大変な損をしている。将来を信じて株を買ってくれた方の中から一人の犠牲者も出したくない」。ソフトバンクグループが21日開いた株主総会で、孫正義社長はこう強調した。


     同社の株式時価総額のピークは、IT(情報技術)バブル崩壊直前の2000年2月に付けた約20兆円。現在は約10兆円だから、ちょうど半分だ。冒頭の発言は、孫社長が将来退任する際の時価総額のイメージについて株主から聞かれ、答えたもの。孫社長は自らが社長を務めるうちに、ソフトバンクの時価総額を最低でも20兆円にするとの決意を示したといえる。

     ソフトバンクの時価総額はジェットコースターのように推移してきた。1994年の株式公開後、投資したIT関連企業の成長とITバブルの追い風に乗って2000年には20兆円まで増えたが、ITバブル崩壊で一気に減少。02年には2700億円台まで減った。

     その後は英ボーダフォン日本法人の買収で携帯電話事業に参入。米スプリントの買収で携帯事業を広げ、IT関連以外にも投資を広げて再び時価総額を増やしてきた。6月初め、約2年8カ月ぶりに節目の10兆円台に乗せた。

     次の10兆円をどう増やすか。ソフトバンクが示したのは、サウジアラビアなどと立ち上げた10兆円規模の投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を通じた投資の拡大。つまり、携帯電話事業という実業に加え、携帯電話に参入する以前の投資会社としての顔を併せ持つことで、再び成長を狙うわけだ。

     衛星通信のワンウェブ、ロボットベンチャーのボストン・ダイナミクス、血液検査で病気を診断するガーダントヘルス――。この日の総会では、ソフトバンクが最近買収・投資した米国企業を、映像も交えて紹介した。約3兆3000億円を投じて昨年買収した半導体設計大手の英アーム・ホールディングスについても、孫社長は「10年以上先に発売されるスマートフォン(のチップ)をいま設計している。これほど先を予言できる企業をグループに持っている」と強調。投資事業の拡大が成長につながると力説した。

    2/2へ続く

  • 世の中の多くの人は
    ソフトバンクグループが
    携帯電話会社ではなく情報革命の会社であることを
    知らない。

    見識者でも
    ソフトバンクグループが
    人々を幸せにする情報革命の会社であることを
    知らない。

    今後
    人々を幸せにする情報革命の中身を知ることにより
    ソフトバンクグループの将来が明るいものであるこ
    とを知ろう。

    ソフトバンクグループの株価上昇は
    昨日の株主総会で
    より早まった。

    乗り遅れるな。


  • 日経新聞
    投資家・孫氏の兵法 10兆円ファンドに命運賭ける 【2/2】
    2017/6/20 12:00

    大規模投資が始動

     ビジョン・ファンドの本格始動はこれからだが、ソフトバンクを通じてすでに投資に着手した。自動運転用の半導体で事実上の標準を握る米エヌビディア株の5%弱(4000億円規模)を取得。9日にはロボットベンチャーのボストン・ダイナミクスなど2社の買収を発表した。これらの株は今後、ファンドに移る見通し。ソフトバンクの連結営業利益の10年分のマネーを動かす巨大ファンドだけに同社の命運を賭けたものになる。

     「投資家ではなく、実業家として成功してもらいたい」。孫社長の20年来の盟友でソフトバンクの社外取締役も務めるファーストリテイリング(9983)の柳井正会長兼社長は注文を付ける。だが最近では本業は幹部に任せ、孫社長が投資事業にかける時間は長くなってきた。

     「今までは片手間で投資していたが、これからは本気でやる」。ムハンマド副皇太子に宣言した孫社長。何を目指し、何を買うか。時価総額が10兆円に乗せ、国内5位に浮上したソフトバンク。成長力と投資の成否は日本株の行方をも左右する。

    [日経ヴェリタス2017年6月18日付]

  • 日経新聞
    投資家・孫氏の兵法 10兆円ファンドに命運賭ける 【1/2】
    2017/6/20 12:00
     「世の中からはクレージーと言われたと思うけど、本当はやっておくべきだった」。孫社長が、今でも悔やむ幻の投資案件がある。
     投資先は米アマゾン、米グーグル、中国の百度(バイドゥ)。2000年代初めのITバブル崩壊直後だったが、必ず成長するとみてこれらIT企業への出資を画策。アマゾンには発行済み株式の3分の1の出資を検討、百度に至っては契約書も出来上がり、買収直前まで話が進んでいたという。
    逃した「大魚」
     ソフトバンクは当時、国内ブロードバンド事業参入を計画中だった。ITをとるか、ブロードバンドで行くかで悩んだ揚げ句、2001年ADSLサービス「ヤフー!BB」を開始。06年には英ボーダフォン日本法人の買収で国内携帯事業に参入した。13年には米スプリントを買収、通信事業の強化へと突き進んでいった。
     十分な資金がなかったから、二者択一になった。もし、あの時に出資していたら「50兆円くらいのリターンにはなっていたと思うよ」。孫社長は「逃がした大魚」を嘆く。
     IT企業は買わなかったが、積極果敢なM&A(合併・買収)でソフトバンクの連結有利子負債は今年3月末で約14兆8500億円。東京都の年間予算を上回る。野放図に借金を増やし続けるのはさすがに厳しい。
     そこで孫社長が出した答えが10兆円規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」だ。サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ政府のオイルマネーを取り込み、投資ファンドとしては前代未聞の規模の「お財布」を手に入れた。
     「今、私の手には未来を見通す水晶玉があります」。昨年9月、孫社長はサウジアラビアのムハンマド副皇太子を前に得意の大風呂敷を広げた。
     「水晶玉」とはソフトバンクが昨年、約3.3兆円で買収した英半導体設計大手のアーム・ホールディングス。アームの設計する半導体は9割の世界シェアを握る携帯電話向けのほか、モノがネットにつながる「IoT」や自動運転など、あらゆる先端分野に広がる見通し。その半導体を通じて得る膨大なデータが変わる未来を見通す手掛かりとなる。
     孫氏は副皇太子に構想を語り、45分の面会で450億ドル(約5兆円)の出資を引き出した。「1分で10億ドルか。まあ、悪くない」と孫社長はほくそ笑む。

  • 悩ましいですね〜ソフトバンク。

    売り方は ドギマギしながらやってる たぶん。
    対して
    買い方は 焦れったい おかしいと思いながらやってる 多分。

    証券会社の取り引き手口が非公表になって久しい。
    疑心暗鬼に拍車をかける。

    最近では
    ガンホー相場
    ミクシィ相場

    ???ソフトバンク相場は???あるの?
    来る予定だよねー違うの?

    任天堂は右肩上がり。

    対して
    4日連戦連敗ソフトバンクに対して
    疑心暗鬼?
    いやいや余裕のよっちゃん?

    果たして
    どうなるの?正義?

    正義は何とも思ってないだろうな。今の我社の株動向。
    千里眼 順風耳に長ける正義は将来の我社の株価の行末を見通しているだろう。

    もう公言してる?

    さて
    売り方居ての買い方
    買い方居ての売り方

    売り煽り否定せず。
    買い煽り否定せず。

    綺麗事。笑

    ーーー

    8927円で買い増しました。

    龍の大湖に潜み 正に天に昇らんとするが如き像なり

    ソレハ?

  • 印ネット通販1、3位合併 ソフトバンク2割出資
    2017/6/13 2:05日本経済新聞 電子版
    インド

     ソフトバンクグループがインドの電子商取引事業を再編する。同社が筆頭株主のスナップディールをインド最大手と合併させることで大筋合意した。ソフトバンクは合併後の新会社でも2割程度の株式を握る方針。ネット通販が急拡大するインドでは世界最大手の米アマゾン・ドット・コムも急速にシェアを伸ばしており、M&A(合併・買収)で対抗する。
     スナップディールが合併で大筋合意したのは、インドのネット通販最大手のフリップカート。ソフトバンクはフリップカートの株主である米マイクロソフトや米イーベイ、中国騰訊控股(テンセント)などと協議を進めてきた。ソフトバンクはサウジアラビアなどと発足させた10兆円規模のファンドを通して追加投資し、合併新会社でも2割の出資比率を確保する方向だ。

     インドではフリップカートが2007年、スナップディールが10年にネット通販を始めた。2強体制が続いていたが、13年にアマゾンが参入して猛追し、スナップディールは3位に転落した。

     ソフトバンクは14年にスナップディールの親会社に6億2700万ドル(約700億円)を出資し、その後も追加出資してきた。アマゾンに対抗するため、最大手との合併で競争力を高める。

     インドでの決済は現金が主流だったが、昨年11月に流通紙幣の8割強を占めていた1000ルピー(約1700円)札と500ルピー札の使用が廃止された。ネット通販の利用が急速に広がっている。

     日本貿易振興機構(JETRO)によると、インドの電子商取引市場は09年の38億ドルから15年に230億ドルまで急拡大した。20年には1000億ドルを超えるとみられる。

     ソフトバンクの孫正義社長は14年にインドのモディ首相に対し「今後10年で100億ドルをインドに投資する」と表明。スナップディールのほか格安ホテル予約サイトや配車アプリなどへの出資を決めた。今後もサウジアラビアと共同で発足させた10兆円ファンドを使い投資を加速する。

  • ソフトバンク、成長市場テコ入れ 10兆円ファンド活用
    2017/6/13付日本経済新聞 朝刊

     ソフトバンクグループが世界の成長市場でM&A(合併・買収)による事業のテコ入れに乗り出した。インドの電子商取引事業では、現地のグループ会社を同国の最大手と合併させて再建を探り、米国でも傘下の携帯電話会社の統合を模索する。世界のIT(情報技術)再編で主導権を握り、競争力を高める狙いだ。(1面参照)



     インドのネット通販大手スナップディールはソフトバンクにとってインド最大の投資案件だが、近年は米アマゾン・ドット・コムの攻勢にさらされている。そこで同じ脅威に直面する首位フリップカートに接近し、合併の合意を取り付けた。

     ソフトバンクはサウジアラビアなどと発足させた10兆円規模のファンドを通し、追加で資金を提供して合併新会社に2割を出資する方向。大株主として経営への関与を続けることで、成長性が高いインドでの足場を維持。トップ企業の座を手に入れ、アマゾンへの対抗軸を形成する考えだ。

     米国では傘下の米携帯4位スプリントが同3位のTモバイルUSと経営統合をめざす。中国では出資先の配車大手、滴滴出行が米ウーバーテクノロジーズから中国事業を買収した。ソフトバンクは10兆円ファンドを武器にさらにアクセルを踏み込む考えで、世界の業界地図の塗り替えにつながる可能性もある。

  • 8700円代 8800円前半で買えた方おめでとうございます。
    下値誘導で買ったのは機関投資家 外人 おおよそ200~300万株仕入れたか?

  • 日本経済新聞
    思惑漂う米・サウジ連携に組み込まれた孫正義氏  
    (2/2ページ)2017/6/5 2:00


     今回の合意の内訳を見ると、最大の案件はサウジによる1100億ドルの米製武器の調達。ソフトバンクの1000億ドル規模の投資ファンドが続く。この2つで全体の過半を占める。米サウジ関係の復活を内外に示す舞台で、米国に投資と雇用をもたらすソフトバンクのファンドは主役級の役割を与えられた。

     サウジがソフトバンクとの取り組みを重視するもう一つの理由がある。

     ▼石油・ガスの2本柱(の産業構造)に、その他の分野を加えるために投資を拡大。
     ▼そのための投資手段の充実。
     ▼政府リソースと経済の多角化を目標とする投資効率の向上。

     サウジ政府が昨年4月に発表した成長戦略「サウジ・ビジョン2030」に登場する文言だ。全86ページの文書はサウジが石油依存から脱するための見取り図だ。様々な数値目標のなかに、「投資能力の最大化」を盛り込んだ。


    ■「僕にとっての薩長同盟だ」

     これはサウジの投資戦略の大転換である。アラブ首長国連邦(UAE)やカタール、クウェートなどの中東産油国は原油高の時代に積み上がったオイルマネーを株式や債券、不動産などに積極的に投じてきた。

     実務を担うのが各国の政府系ファンド(SWF)。運用資産が7千億ドル規模とされるUAEアブダビ首長国のアブダビ投資庁(ADIA)は日本企業を含む、世界中の優良企業の株式などに幅広く資金を投じる。

    孫氏は脱石油の未来を懸けたサウジの投資戦略への転換に一役買う
     これに対し、サウジはピーク時には7千億ドルを超えた在外資産の運用については、通貨庁を通じた米国債の購入など、比較的リスクの少ない資産が中心だった。それを経済の多角化と新たな産業の育成につながるハイリターン路線へかじを切った。成否は脱石油の行方を左右する。サウジを知る事情通は「投資先の選定や運用成果の還元に口を挟みたいと考えるのは当然だろう」と語る。

     トランプ大統領とサルマン国王という世界が注目する2人の指導者を投資ファンドでつないだ孫社長。自身が敬愛する坂本龍馬が、薩摩藩と長州藩を引き合わせた故事になぞらえ、「僕にとっての薩長同盟だ」と語った。巨額資金を得たファンドが米国発のイノベーションに一役買うのは間違いない。

  • 日本経済新聞
    思惑漂う米・サウジ連携に組み込まれた孫正義氏  編集委員 松尾博文
    (1/2ページ)2017/6/5 2:00

     トランプ米大統領が就任後初の外遊先としてサウジアラビアを訪問した。サウジと米国の関係はオバマ前大統領時代に冷え込んだ。トランプ氏に期待するサウジが用意した「ディール(取引)」の目玉が、ソフトバンクグループの10兆円ファンドだった。

    サウジ側はトランプ氏に最高位の勲章を授与するなど異例の厚遇ぶりだった=ロイター
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    サウジ側はトランプ氏に最高位の勲章を授与するなど異例の厚遇ぶりだった=ロイター
     外交関係者が異例と驚く厚遇ぶりだった。オバマ前大統領が昨年4月にサウジを訪問したときに出迎えたのは州知事だった。81歳のサルマン国王は今回、自ら空港に出向いた。サウジ側は昼食会と晩さん会の両方を主催し、トランプ氏に最高位の勲章も授与した。

    ■脱石油図るサウジ、投資と雇用求める米

     オバマ氏への対応と際立つ違いはなぜか。サウジはトランプ訪問を「米サウジ関係の転換点」(ジュベイル外相)にしたかったからだ。サウジはペルシャ湾を挟んで対峙するイランを安全保障上の脅威とみる。イランに近づいたオバマ前政権に対し、イランを敵視するトランプ氏の登場にサウジは期待した。

     様々な演出を凝らした訪問のハイライトは首都リヤドにある王宮での「サウジ・米共同戦略ビジョン」の署名式だった。両首脳の署名に続き、少なくとも2800億ドル(約30兆円)に及ぶ投資やビジネスの協定・覚書を交わした。

     ロッキード・マーチンのマリリン・ヒューソン最高経営責任者(CEO)、エクソンモービルのダレン・ウッズCEO……。サルマン国王とトランプ大統領の前に次々と進み出る米企業トップの中に、ソフトバンクの孫正義社長の姿があった。孫社長は政府系ファンド、公共投資基金(PIF)のヤシル・アルルマイヤン社長と、「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」への資金拠出を記した覚書を交換した。

     「中東から合衆国に、何千億ドルも戻ってくる。つまり、仕事、仕事、仕事だ」。トランプ大統領は満足げにツイッターでつぶやいた。一方、トランプ大統領はイラン包囲網の強化を確認、サウジも実をとった。

  • ソフトバンク、独社との協議開始 Tモバイル統合で
    2017/6/2 0:50日本経済新聞 電子版

     ソフトバンクグループが米携帯電話4位の子会社スプリントと、同3位TモバイルUSの経営統合に向けて、Tモバイルの親会社である独ドイツテレコムなどと協議を始めた。実現すれば米携帯2強であるベライゾン・コミュニケーションズ、AT&Tに匹敵する第三勢力が誕生する。

     協議は初期段階で、ドイツテレコムの意向を判断した上で本格交渉に入るかを決めるもようだ。

     ソフトバンクは総額2兆円程度で2013年にスプリントを買収し、14年にはTモバイルの実質的な買収で合意したが、米連邦通信委員会(FCC)の反対で頓挫。規制緩和に前向きとされる米共和党政権の誕生で再編機運が高まっている。

     ただ、ソフトバンクは「スプリントの経営権を手渡して(実質的に)売却するつもりはない」(幹部)としており、統合後の経営権などを巡り交渉が難航する可能性もある。条件が折り合わなければ、ソフトバンクは米CATV大手など携帯事業を手掛ける異業種との再編も模索する構えだ。

  • 「18年中に自動運転技術確立」 討論でエヌビディア
    2017/5/29 17:06日本経済新聞 電子版

     「世界デジタルサミット2017」(日本経済新聞社・総務省主催)は29日、「AI(人工知能)・ビッグデータが生み出す新ビジネス」をテーマに、世界のIT(情報通信技術)企業幹部らがパネル討論した。米半導体大手のエヌビディア日本法人の大崎真孝日本代表は「18年までに(バスなどが特定ルートを走る)『レベル4』の自動運転技術を確立する」と話した。

     エヌビディアは半導体メーカーでありながら技術者の半数の5000人規模のソフトウエア技術者を抱え、AI分野について半導体からソフトまで1社で開発できる体制を敷く。ゲームやCG(コンピューターグラフィックス)分野に強い同社がAIで脚光を浴びるきっかけは、自動運転技術の進展だ。「ディープラーニング(深層学習)」と呼ばれる手法で、大量のデータを並列処理するエヌビディアの半導体が注目を集めている。

     講演で大崎代表はエヌビディアの最新の自動運転車の走行動画を上映。「これは未来の映像ではない。エヌビディアはトータルの自動運転システムで他社より2年近く進んでいると確信している」と強調した。自動車とデータセンター側のサーバーの双方に自社の半導体を組み込むことで、「より人間に近い形で自動運転が可能になりつつある」と話した。

     エヌビディアは17年末に通常時にドライバーが操作しない「レベル3」の開発を終える計画で、大崎代表は「18年中にはレベル4の技術を確立し、19年以降に自動車メーカーに搭載してもらう」と野心的な目標を語った。

     世界で毎年自動車事故で125万人が亡くなっており、「自動運転技術の進展によって9割以上の命を救える」(大崎代表)とみる。社会問題の解決のために開発を進めるとし、大崎代表は「自動運転の確立によって社会的なイノベーションになる」と結んだ。

  • ソフトバンクも大型投資 エヌビディア、AIで覇権固める
    2017/5/25 9:36日本経済新聞 電子版

    その3
     エヌビディアの売上高はまだ巨人インテルの8分の1にすぎない。だが時価総額は膨らみ続け、インテルの約半分まで拡大した。市場はすでにインテルを脅かす比較対象としてエヌビディアをみている。インテルはエヌビディアの脅威に備え今年、運転支援システムに強いイスラエルのモービルアイ買収を決めた。独BMWと組み、自動運転向けチップの開発を加速させている。

     大口顧客だった米グーグルがGPUを自社開発に切り替えつつあるなど、足元に不安材料がないわけではない。だがフアンCEOは24日、「我々の最新GPUの処理性能はグーグルの最新GPUを大きく上回る」と自社のブログに投稿。「競争によるAIの民主化は望ましいことだ」と余裕をみせた。

  • ソフトバンクも大型投資 エヌビディア、AIで覇権固める
    2017/5/25 9:36日本経済新聞 電子版

    その2

     米フェイスブックや米アマゾン・ドット・コム、中国・百度(バイドゥ)など世界のAI開発のトップを走る企業もエヌビディアのGPUを使っている。開発者への支援ツールを整えており、ロボット開発、画像診断、画像監視、商品や顧客間のマッチング、投資の判断、設計の自動化などにも幅広く使われている。

     もちろん「現状では半導体全体の中でまだ市場が小さい」(米半導体大手クアルコムのデレク・アバール・プレジデント)のは事実だ。だが、巨大な市場が後ろに控えている。自動運転車だ。

     自動運転車を開発する独アウディや米テスラは初期段階からエヌビディアのチップを前提に開発を進めてきた。独メルセデス・ベンツや米フォード・モーターなどに続き、慎重なトヨタもついに開発で提携した。エヌビディアが自動運転車向け半導体の業界標準を事実上握っているからだ。

     「エヌビディアは自動運転向けエコシステム(経済の生態系)づくりで確かに先行している。だが、我々も様々な企業と協議している」。クアルコムのアバール氏もエヌビディアの実力を認める。挽回を急ぐクアルコムは昨年、自動車向けに強いオランダ半導体大手NXPセミコンダクターズの買収に、半導体業界史上で最大となる5兆円超を投じた。

     エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は5月の自社イベントで「(半導体の集積度が2年で倍増する)『ムーアの法則』崩壊後の世界で、半導体の技術進化をけん引するのはGPUだ」と力強く語った。いずれインテルを超えるという明確な意志を感じさせた。

     一方、ムーアの法則を作り、実行してきた米インテルのステイシー・スミス上級副社長は「インテルのトランジスタあたりの製造コスト低下ペースは変わっていない。業界より3年は進んでおり、インテルではムーアの法則は死んでいない」と反論する。

     GPUは通常CPU(中央演算処理装置)と組み合わせて使うため遅延がある。CPUだけで完結するモデルを採用するインテルのAI向け半導体の方が処理速度で優位に立てるといるのが同社の主張だ。

  • ソフトバンクも大型投資 エヌビディア、AIで覇権固める
    2017/5/25 9:36日本経済新聞 電子版

    その1
     【シリコンバレー=兼松雄一郎】ソフトバンクグループがサウジアラビアなどと共同で発足させた「10兆円ファンド」が米半導体大手エヌビディアの株式4千億円前後を保有することになった。

     エヌビディアは一般になじみが薄い「謎」の半導体メーカーだが、自動運転向けでは覇権をほぼ固めつつある。中長期で巨大メーカーになるのが確実視される超有望企業だ。英ARM同様、成長産業の基盤を握る企業に長期投資する孫正義氏の好みが色濃く反映された投資といえる。

     米スタンフォード大のフェイ・フェイ・リー准教授の研究室。エヌビディアの新製品が出るとマシンが納入される。そこにリー氏がサインを入れる。その儀式はまるで最先端の「ギア(用具)」を提供されるトップアスリートのようだ。

     リー氏は人工知能(AI)が画像から認識した情報の答え合わせを低コスト・短期間で済ませる仕組みを確立したことで知られる。米グーグルのAI・機械学習チームのチーフサイエンティストを務め、トヨタ自動車のシリコンバレーのAI開発組織に助言している。

     リー氏のような最先端のAI開発者たちがこぞって使うのがエヌビディアの画像処理半導体(GPU)チップだ。論理的に順を追って処理する必要性が小さい画像のような大量のデータをブロックに分けて高速で並列処理する。もとは膨大な画像を処理するゲーム機向けなどで需要が拡大していた。

     AIを急激に進化させている開発手法「深層学習」では、人間の脳をまね、情報を何重もの階層に分けて関連づけながら処理する。膨大な量のデータを高速で並列処理できるGPUとの相性が抜群にいい。

     AIが米医師国家試験の突破を目指す米ハーバード大学のプロジェクト、AIを生かし際立ったウイルス検知率を誇るイスラエルの情報セキュリティー企業、ディープインスティンクトなど、先端的なAIの活用事例で高い性能を誇るエヌビディアの半導体が使われている。AIに少しでも関わる技術者なら知らぬ者はいない重要な存在だ。

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