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ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 〜2015/04/15

2013536

Better days 強く買いたい 2014年6月14日 16:30

朝に割箸さんがアップしてた日経の記事です。



 日本株が底堅い。13日の日経平均株価は午後に急速に切り返し、節目の1万5000円を回復して終えた。相場を下支えしているのは、公的年金が運用する巨額マネーが流入するとの観測だ。株高を狙う安倍政権の「本気度」を読み取り、空売りに動いていた海外ヘッジファンドなどは買い戻しを迫られている。


 13日の東京市場。前日の米国市場ではダウ工業株30種平均が大きく下落、円高も進んでいた。嫌なムードで始まった寄り付きの日経平均株価は142円安。だが終わってみれば、それがこの日の安値だった。
 市場の雰囲気が一変したのは午後だ。「安倍首相が会見で骨太の方針を表明する」。この報道が流れたのは午後1時。日経平均先物に「断続的に大口の買い注文が入ってきた」(SMBC日興証券の西広市株式調査部部長)という。
 上昇はさらに勢いがつく。午後2時半すぎに日経平均は148円高まで駆け上がった。高値と安値の差は約290円に広がり、買いの強さを印象付けた。
 「アベには逆らうな」。ニューヨーク拠点の米ヘッジファンド幹部は最近、周辺でこう語られるという。
 2008年の金融危機後の米国では「米連邦準備理事会(FRB)には逆らうな(Don’t fight with the Fed)」と繰り返された。量的緩和で株高を演出するFRBの力を見くびってはいけないとの意味だ。
 海外ファンドはそれを今の日本の「安倍政権」になぞらえる。中でも注目は公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用改革だ。
 ゴールドマン・サックス証券の宇根尚秀エクイティデリバティブトレーディング部長は先週末から、欧米投資家と夜中の電話が増えた。「GPIFの株式シフトを考えれば今は買い時か」と必ず問われるという。
 GPIFの資産規模は130兆円と巨額。8月にも運用方針の見直しを公表、日本株への配分を引き上げるとみられる。そうなれば大きな買い手になる。
 GPIFだけでない。公的年金の買いはすでに始まっているようにみえる。年金資金を運用する信託銀行は6月第1週まで6週連続の買い越しだ。この間に買い入れた額は8千億円。株高を演出する「官製相場」との思惑さえ呼んでいる。
 追い詰められているのは株安に賭けていた空売り勢だ。証拠は東証の売買代金に占める空売り比率の急低下。13日は24.8%と5カ月半ぶりの水準に落ちた。株価が持ち上げられ、「日銀の追加緩和はないと踏んで空売りしていた海外ファンドが、買い戻しを余儀なくされている」(大手証券)との臆測が飛び交う。
 買い戻しは上値でも買わざるをえない。しかし持ち高整理は徐々に峠を越えつつある。日経平均が1万5000円を上回る水準で、本来は慎重な年金がさらに買い進むことがあるか。
 年金マネーの存在をちらつかせて海外勢の新たなマネーを呼び込み、日本株の一段高につなげる。市場にはこんなシナリオを期待する向きもある。安倍政権の神通力はどこまで有効か。そろそろ企業業績など実体面のプラス材料がほしい局面でもある。