(株)ミスミグループ本社【9962】の掲示板 2023/06/14〜2024/01/23

切れずに塩漬け中…

26日の東京株式市場で機械部品大手のミスミグループ本社株が続落した。一時、前営業日比149円（5%）安の2900円と約5カ月半ぶりの安値をつけた。23日の取引終了後に公表した5月の売上高が振るわず、売りが広がった。



5月の連結売上高は前年同月比4%減の294億円だった。2月以降続いていた増収が止まった。

同社は自動車向け金型部品やファクトリーオートメーション（FA）向け部材などを手がけ、海外売上高の約4割を中国が占める。野村証券の小笠原れいリサーチアナリストは「中国の工場稼働率が上がらず需要が伸び悩み、現地企業との価格競争にも足をとられている」と話す。24日付リポートでは投資判断を3段階中最上位の「買い」から「中立」へと引き下げた。

楽天証券の窪田真之チーフ・ストラテジストは「中国景気の回復は鈍く電気自動車（EV）やFA向け需要が増えるとの期待が剝げ落ちた」と指摘する。

今期後半には緩やかに業績が回復するとの見方もある。米欧ではEVなど成長産業での顧客基盤の拡大に重点を置く。松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは「現在の為替水準は追い風」とみる。