ソレキア(株)【9867】の掲示板 2015/04/29〜2017/04/30

ヨッシーはTOB合戦を見越してかなり低い位置から買っていますから、ベジ氏が買ってくれなくても富士通のTOBが5000円で成立すればトータルで損はしないと判断して、5000円以上でも買いあがったのでしょうね（もちろん、ベジ氏が5300円以上で買ってくれることを期待してのことでしょうけれども）。
もう1つ大きいのは、ヨッシーは浮動株の25％以上を買い占めており、これがどちらのTOBが成立するかに与える影響がとてつもなく大きいということです。
買い方からいってベジ氏に応募する可能性が高いでしょうから、ベジ氏はかなり有利になると思います。
数字の整理を再度してみます（細かな内訳は手紙参照）。


発行済み株式数　1,016.9千株
自社株　149千株
有効議決権株数　867.9千株＝1,016.9-149・・・ア

富士通のTOB成立に必要な株数　578.6千株（Aの3分の2）・・・イ
富士通に応募すると見込まれる固定株　444.8千株・・・ウ
不足分133.8千株（＝ア－イ）

佐々木ベジ氏に応募すると見込まれる固定株　58.6千株・・・エ

固定株＝ウ＋エ＝503.4千株・・・オ
浮動株＝ア－オ＝364.6千株・・・カ

浮動株364.6千株のうち、133.8千株以上を富士通が集めれば、富士通のTOB成立で富士通の勝ち、残りも5000円買取で上場廃止となるので、浮動株のうちどれだけが富士通に流れるかが注目でした。
このうち100千株近くがベジ氏に流れるとすれば、富士通は浮動株の半分を集める必要があります。どちらにも応募しない株主もいるでしょうから、富士通はかなり厳しいかもしれません。