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(株)エイチ・アイ・エス【9603】の掲示板 2020/10/03〜2020/10/12

■新株の発行
・払込期日 10/19
・発行新株式数 5,246,000株
・発行価額 1株につき1,525円

■新株予約権の発行
・割当日 10/19
・潜在株式数 8,700,300株(うちLCAM分4,950,300株)
・発行価額 1株当たり14.19円
・行使価額 1株当たり1,665.9円(上記と合わせると1,680.09円)
・行使期間 2020/10/20-2023/10/19

■株券貸借に関する契約
「LCAMは、2020年10月2日から 2020年10月20日までを株式貸借期間として、当社普通株式に係る株式貸借取引に関する契約を当社株主である澤田秀雄氏と2020 年9月28 日付で締結しております。」

貸し株数合計570万株(10/2付変更報告書より)

■コメント
割当先のLCAMは、米国の年金や大学基金を預かるファンドオブファンズが主な資金源とするマルチストラテジーファンドであり、「短期間で手放すことが前提」(日経記事より)です。

したがって、1,525円で引き受ける新株5,246,000株について、価格変動リスクを負って中長期で保有することはありません。

LCAMにとって困ることは1,525円で増資を引き受けた後に株価が1,525円を下回って損をすることです。そうならないために、10/19までの間に澤田社長から借りた株を使って5,246,000株を分散して空売りしてくると思います。

LCAMに割り当てる新株予約権4,950,300株については、株価が1,680.09円(1株当たり発行価額+行使価額)を超えていれば、株価に応じて行使してくると思います(まずは増資で引き受ける新株を空売りで利益確定し、予約権の行使はその後。)。

LCAMに割り当てる新株と新株予約権を合わせて10,196,300株が売り圧力となるので、そんなに簡単に株価が急騰するというのは難しいのではないでしょうか。