東京電力ホールディングス(株)【9501】の掲示板 2023/08/23

福島第一の処理水と未処理水の保管状況は？

福島第一原発の処理水と未処理水の保管状況について、以下の情報をお伝えします。

処理水とは、原子炉の冷却に使われた水を、放射性物質を除去する装置で濾過したものです。ほとんどの放射性物質は取り除かれますが、トリチウムや炭素14などは残ります。
未処理水とは、原子炉の冷却に使われた水を、放射性物質を除去する装置で濾過していないものです。この水には、セシウムやストロンチウムなどの放射性物質が含まれています。
処理水と未処理水は、福島第一原発構内にあるタンクに貯蔵されています。令和2年10月22日時点で、タンク貯蔵量は約123万トンで、タンク容量（2020年末）は約137万トンです。処理水の増加量は年間約5～6万トンです。
日本政府は、処理水を飲料水と同じ放射能レベルまで希釈してから海洋放出する計画を承認しました。放出は2年後に始まる予定です。国際原子力機関（IAEA）は、処理水の放出が人や環境に与える影響は「無視できる程度」だと報告しました。
未処理水は、処理水と同じように海洋放出される予定はありません。未処理水は、放射性物質を除去する装置で濾過されて処理水に変えられるか、別の方法で処分されることになります。
以上が、福島第一原発の処理水と未処理水の保管状況に関する情報です。ご参考になれば幸いです。😊