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東京電力ホールディングス(株)【9501】の掲示板 2016/12/10〜2016/12/11

米山知事と桜井柏崎市長が初会談県、柏崎、刈羽3者会談再開へ(新潟日報12/9)参照

東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を条件付きで認めると訴え11月に初当選した桜井雅浩柏崎市長が8日、県庁を訪れ、再稼働に慎重な姿勢を示し10月に初当選した米山隆一知事と初めて会談した。再稼働問題などを話し合うため、立地自治体の柏崎市と刈羽村、県による3者会談を定期的に開くことで合意。泉田裕彦前知事時代の2010年4月を最後に開かれてこなかった3者会談の再開が決まった。

 会談は市長が求め、約15分間全て公開で行われた。3者会談が6年以上開かれず、泉田前知事の在任時は地元自治体に「県と意見交換ができない」などの不満や懸念が高まっていた。

 会談で桜井市長は「(泉田前知事の時代は)県と柏崎の距離があったと思う。心配だった」と述べ、新体制で関係を修復したい意向を表明。自身の原子力政策に対する考えのほか、(1)3者会談の定期的な開催(2)核燃料税の増額配分(3)県の避難計画の早期策定-など7項目の要望を記した文書を手渡した。

 市長が最も重視した3者会談の実施について、米山知事は「定期的な開催をやらせていただきたい」と確約した。開催時期に関しては言及しなかった。

 避難計画の早期策定と、原子力災害時に国が避難対応を主導するなどと定めた原子力災害対策特別措置法の改正の要望について、知事は「(考えが)一致する。ぜひ協力を」などと応じ、柏崎市と連携して取り組む考えを示した。

 また原発再稼働問題について市長は「私と知事との(考え方の)開きはないと思っている」との認識を伝えた。

 終了後、桜井市長は記者団に「原発の考え方は100%同じということはないが、大きい違いはない。すぐに違いを埋める作業をするのは難しいと思う。3者会談が定期的に行われる中で対話を重ね、一致点をより大きいものにしていければと思う」と述べた。会談は終始和やかな雰囲気で、「米山知事との関係は非常に密接だ」と強調した。