(株)ＮＴＴドコモ【9437】の掲示板 2019/03/21〜2019/04/09

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追補資料　ダイヤモンド抜粋

　今回の楽天のネットワークは、基幹網のソフトウエアは米シスコ・システムズが担当し、基地局網は米スタートアップのアルティオスターが開発、基地局アンテナはノキアのハードで、システム連携を疑問視する専門家の声もある。

　それ以前に「楽天の携帯はきちんと繋がるのか」とは、ある基地局ベンダーの技術者だ。4Ｇ基地局の設置計画は26年3月末になっても約2万7000局にすぎない（下図参照）。18年3月末で競合他社の4Ｇ基地局は、ドコモが約20万局、ソフトバンクは約13万局で、楽天のエリアカバーの弱さは歴然だ。

　携帯サービス開始当初は、ＫＤＤＩのローミング（相互乗り入れ）で足りないエリアをカバーする予定だが、山田社長は「いつまでもローミングに頼れないので自前の設備の構築を急ぐ」として基地局開設は前倒しで進める方針で、何をおいてもエリアを広げるのが先決だ。

　実は、通信ネットワークの仮想化は、5Ｇ時代の世界各国の通信キャリアにとっても悲願の課題。処理能力の懸念から「時期尚早」と判断する会社がほとんどだが、先行した楽天が次世代ネットワークの構築に成功するのか、投資に見合った貧弱な通信網ができるだけなのか、これからが勝負になる。