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(株)テレビ東京ホールディングス【9413】の掲示板 2015/09/10〜2018/09/07

もしもしそこの素敵なお嬢さん!
(「風と共に去りぬ」編 その1)

「もしもしそこの彼女、私ことはいじめないでいただけませんか?」
「なんのことかしら?」

「私は、貴女に嫌われている世界でただ一人の人間のような気がしているのですが・・・」
「だから貴方のことなんか知らないって言っているでしょう!」

「まあいいです。とりあえず以前投稿した文章の一部をまた投稿します。」


以下は、女性作家であるマーガレット・ミッチェルの名著「風と共に去りぬ」から

舞台は南北戦争前後の米国南部。
ヒロイン、スカーレット・オハラの母エレン・オハラは15歳の時に、小男でデブで短足だが苦労して財産を築き上げた43歳のジェラルド・オハラと結婚する。

この年はエレン(旧姓エレン・ロビヤール)の従兄で21歳のフィリップ・ロビヤールが彼女の人生から消えてしまった年でもあった。きらめくような目と気ままな性格を持つフィリップは、エレンの側から離れる時、エレンのその胸に育まれた情熱までを持って行ってしまい、あとに残されたのは美しい彼女の抜け殻であった。

小男でデブで短足で43歳のジェラルドはこの抜け殻と結婚したのである。
その後エレンは32歳までに6人の子を産みそのうち3人を亡くした。

やがて南北戦争が勃発し、南部は北部に攻め込まれた。
エレンはその戦争のさなか、この当時の不治の病の腸チフスにかかり32歳で死んでしまった。

死ぬ前夜、腸チフスに浮かされながら(私は以前ここを「うなされながら」にしてしまったが、「うなされながら」は「悪夢に・・・」という場合に使うようで、「熱に・・・」という場合は「浮かされる」を使うようである。)・・・。

続く。