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イオンモール(株)【8905】の掲示板 2019/02/19〜2019/08/19

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イオンモール、健康指南で誘客 ウオーキング講座など

イオンモールが地元の医療機関や自治体と連携し、健康増進活動を活用した誘客に乗り出した。自社が運営するショッピングモールを中心に、健康相談会やウオーキング講座を定期的に開催。少子高齢化やネット通販の普及を受け、親会社のイオングループとしても国内小売事業で大きな伸びを期待しにくいなか、全国でニーズが広がるヘルスケア分野の企画を手厚くして消費者をつなぎとめる。

「塩分を取り過ぎないでください」。イオンモール松本(長野県松本市)内の一室で参加者は真剣なまなざしで話を聞いていた。同社と提携している地元の相沢病院が毎月15日、「訪問介護」や「がん」などをテーマに健康講座を開催。医師や看護師が予防や治療法、日ごろの食生活や適度な運動の必要性について説明する。参加者が100人を超えることもあるという。

イオンモールはこれまでも埼玉県春日部市や千葉市で、内科や歯科、眼科などで構成する「医療モール」を運営。「買い物ついで」に受診できる利便性が支持を得てきた。ただ、高齢化が進むなか、病気の予防など日ごろの健康維持の重要性が増していると判断。足元では健康増進の取り組みに軸足を移している。

イオンモール大高(名古屋市)では毎月1回、隣接する南生協病院が骨密度チェックなどの健康診断を無料で実施している。実際にモール内を歩いてもらう活動もあり、イオンモール松本では毎週水曜日にウオーキングレッスンを実施。指定コースを歩くとスタンプがたまり景品と交換できる。イオンモール名取(宮城県名取市)は4月に増床し、コースの長さを東北地方で最長の1.2キロメートルとした。

5月にはイオンモールとして初めて、社会福祉法人と連携協定を締結。全国に390の病院や福祉施設を運営する済生会(東京・港)と組み、高齢者や障害者向けの健康相談やイベントを共同で開いていく。イオンモールが持つ157の商業施設を生かす。