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(株)みずほフィナンシャルグループ【8411】の掲示板 2022/02/25〜2022/02/28

ゴールドマン・サックス・グループは米国のインフレ率予測を上方修正するとともに、2023年の利上げ回数見通しも引き上げた。

  ジャン・ハッチウス氏らゴールドマンのエコノミストはリポートで、米金融当局が重視するインフレ指標の個人消費支出(PCE)価格指数上昇率が22年末までに3.7%に達すると予想。従来見込んでいた3.1%から引き上げた。23年末までには2.4%に低下すると予想しているものの、従来想定の2.2%より高い。

  リポートは「22年の高いインフレ軌道は年内の残り7回の米連邦公開市場委員会(FOMC)全てでの利上げの十分な根拠となるだろう。23年のインフレ見通しも高まったことから、来年には4回の0.25ポイント利上げを予想(従来予想は3回)、ターミナルレートも従来予想より若干高い2.75-3%を想定している」と説明した。

25日発表の1月のPCE総合価格指数は前月比0.6%上昇、前年同月比は6.1%上昇と1982年以来の上昇率だった。インフレ調整前のPCEは前月比2.1%増。3月4日に発表される2月の雇用統計では雇用者数の40万人増と平均時給の前年同月比5.8%上昇が見込まれている。

  ゴールドマンは今年末までにインフレがどの程度鎮静化するかは不確実だとし、「21年のインフレ急騰は新型コロナウイルス禍に起因する耐久消費財の需給不均衡が主因だったが、インフレ圧力はここ数カ月に範囲が広がるとともに強まった」と指摘した。(ブルームバーグ)