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(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】の掲示板 2024/05/15

三菱UFJFG、25年3月期純利益は0.6%増の1兆5000億円予想
2期連続の最高益更新となる見通し
ブルームバーグ
2024/05/15 17:40
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は15日、今期(2025年3月期)の連結純利益予想は前期比0.6%増の1兆5000億円と発表した。ブルームバーグが集計したアナリスト14人の市場予想1兆4913億円を上回った。2期連続の最高益更新となる見通し。

発表資料によると、今期の本業のもうけを示す連結業務純益は同5.8%増の1兆9500億円の計画。与信関係費用は、前期実績の4979億円から4000億円への改善を見込む。

総額1000億円、発行株式総数の0.68%をそれぞれ上限とする自社株買いの実施も発表した。25年3月期の年間配当予想は1株当たり50円(前期は同41円)と増配予想とした。

同時に発表した24年1-3月期(第4四半期)の連結純利益は1929億円と市場予想(1906億円)を上回った。24年3月期通期の連結純利益は前の期比34%増の1兆4908億円(会社計画は1兆3000億円)と、2期ぶりに過去最高益を更新した。連結純利益が1兆円を超えるのは3期連続。連結業務純益は同16%増の1兆8437億円だった。

3メガバンクの中でも連結総資産の規模が大きいMUFGは、日本銀行の利上げによる金利上昇の追い風を受けやすい。15日の決算会見で亀澤宏規社長は、3月のマイナス金利政策解除は今期決算にはプラスの影響があるとし「利ざや改善などでポジティブだ」と言及。金利上昇局面は資産運用ビジネスの好機だとして「資産運用、資産管理の領域でさまざまなサービスを提供したい」と意欲を見せた。

また、同日に詳細を発表した26年度までの新しい中期経営計画で、27年3月期の営業純益2兆1000億円以上、親会社株主純利益を1兆6000億円以上とする計画を掲げた。自己資本利益率(ROE)9%程度の目標などは4月に発表済み。金利上昇を収益に取り込むだけでなく、米モルガン・スタンレーとの提携強化で国内外での収益拡大を図る。

著者:鈴木英樹、浦中大我