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(株)プロルート丸光【8256】の掲示板 2015/06/24〜2015/06/25

狙いは富裕層、米の豪華客船が上海拠点に日本などへ
TBS系(JNN) 6月25日 19時24分配信
 高層マンションさながらの16階建ての豪華客船、最新鋭のハイテック装置が満載された話題の船です。アメリカの大手クルーズ会社は、この船を中国・上海に常駐させて、25日から日本などアジア各地への航海を始めます。その狙いは、今増え続けている中国人の富裕層です。

 「あちらが、上海に到着した豪華客船です。16階建てで、海に浮かぶ高層マンションといったような印象を受けます」(記者)

 アメリカのクルーズ船会社が所有する「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」、全長およそ350メートル、乗客定員数は4200人です。

 船内は最高級ホテルを思わせる作りになっていて、カジノや体育館もあってサーフィンやスカイダイビングまで楽しめます。また、カプセル型の展望台も設置、海上90メートルからの絶景が売りだそうです。

 「私は旅行業者なので、よく船に乗りますが、これほど大きな船を見たことはありません」(旅行代理店担当者)

 さらにこんなものも・・・
 「こちらは腕の形をしたバーテンダーロボットです。タブレットを使って注文すると自動的にカクテルを作ってくれるといいます」(記者)

 最新のハイテク技術を使ったロボットも登場。注文を受けると、ずらりと並んだ30種類以上のお酒の中から選んでくれて、手つきもプロのバーテンダー顔負け・・・とはいきませんが、カクテルの出来上がりです。まさに最新鋭の豪華客船です。

 この船が中国・上海を拠点として、今月25日から日本などアジアで短期クルーズを行います。価格は上海−福岡間を4泊5日で往復するプランで、1人10万円から15万円です。

 これまで、こうした最新鋭の豪華客船といえば、まずヨーロッパやアメリカの大都市に配置されていました。しかし、今回は初めて中国に投入。その理由は・・・

 「中国の経済は強く、成長を続けています。7%の成長を維持していて、欧米の2%に比べて強いです」(「ロイヤル・カリビアン・クルーズ」ドミニック・ポール副社長)

 中国では今、個人所得の上昇と旅行熱の高まりで、高級感を味わえるクルーズ船旅行が人気を集めています。しかも、今年に入って、一定要件を満たしたクルーズ客船の乗客は訪日ビザが免除されることになり、このアメリカのクルーズ船会社が「中国市場の開拓」に打って出たのです。

 「将来、クルーズ船旅行はもっと身近になると思います。子どもからお年寄りまで家族全員ゆっくりリラックスできます」(旅行代理店担当者)

 25日の日本への初就航は、4000人の予約でほぼ埋まりました。その多くが中国人の富裕層だけに、中国人旅行客が大挙して日本を訪れ、高額な商品を大量消費する「爆買い」にも、さらに拍車がかかりそうです。(25日16:50)