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インフル、各地で「流行入り」－高知など倍増、大阪は6週連続増
医療介護ＣＢニュース 12月12日(木)21時3分配信

　インフルエンザの「流行入り」を宣言する自治体が相次いでいる。12月2―8日の1週間の患者報告数は、高知県や山口県などで前週に比べて急増し、流行入りの目安を超えた。前週比2倍超の報告数を記録した高知県は、「医療機関による迅速キット結果では、インフルエンザウイルス検出はA型の割合が最も多い」と指摘。手洗いや、外出をできるだけ控えるといった予防策の徹底を呼び掛けている。【新井哉】

　12月2―8日の週は、高知や山口、富山などで、流行入りの目安となる定点医療機関当たり1.0人を超過。高知で前週比2.5倍の2.0人、山口で同2.2倍の2.01人、富山で同2.2倍の1.5人となった。保健所管内別では、高知の須崎で12.0人を記録。山口は周南(7.18人)、富山は高岡(4.31人)で最も多かった。

　東京都内でも感染者が増えつつあり、中央区が最多の2.4人を記録。多摩府中(2.03人)、南多摩(1.79人)、荒川区(1.57人)、台東区(1.14人)などの保健所管内でも流行入りの目安を超えている。

　6週連続で報告数が増えた大阪府は、「今後、例年最も流行する1月から3月に向かい、患者数の増加が見込まれる」と予測。呼吸困難や息切れ、嘔吐といったインフルエンザが疑われる症状が出た場合、かかりつけ医など身近な医療機関に連絡し、受診時間や受診方法の指示を受けて早めに受診するよう求めている。
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