投稿一覧に戻る
三菱商事(株)【8058】の掲示板 2021/05/08〜2021/05/26
-
>>180
ローソンと三菱自動車の減損損失1,542億円は、当期の改善金額1,712億円に考慮されてますよ。
決算説明会で配布されているIR資料に記載されています。
1,726+1,712=3,438 -
>>180
お見事な分析!減損処理は、現金が出ていく訳ではなく、企業体力がある証拠。しかし、それだけに、商事の経営陣にとって今期は背水の陣で、公表数字を下回れない、且つ、何が何でも増益しなければならない経営環境と思います。資源価格は、世界経済に左右されるが、今期はかなりの業績回復を期待したい。
Stockboy 2021年5月9日 16:46
(1)前期には ローソンで836億円 三菱自動車などで706億円 合計1542億円の
減損を実施しているが もしこの減損がなかったとすれば 前期の計上利益は
1726億円+1542億円= 3268億円となリ これを今期の改善比較に使用
(2)決算情報では;
1. 小売含むコンシューマー産業部門の純利益の今期予想は150億円であり 前
期実績は732億円の赤字故 今期も改善額は882億円となる
2.自動車・モビリティ部門の純利益の今期予想は530億円。前期実績は281
億円の赤字故今期の改善額は811億円となる
3.原料炭 銅など金属資源部門の今期純利益予想は800億円 前期実績は781
億円 従って今期の改善額は19億円となる (前々期の同部門の利益は
2123億円であったが 前期に1342億円も凋落 今期も回復が望めないと会
社は見ている しかし一方では 銅市況が高騰しており 今期の改善策が19
億円に過ぎないのは あまりに保守的にすぎないかとおもわれる)
以上から 今期改善予測額の合計は 1712億円 従って もし他部門で前期比で大きなマイナス予想がなければ 3,268億円+1712億円 即ち前期の減損を無視すれば 今期は4,980億円ほどの利益となってもおかしくはない計算となる
しかし なぜこれを3800億円にとどめたのか 豪原料炭のMDP社の資産帳簿簿価8,500億円をはじめとして チリ ペルー銅資源 カナダシェールガス 欧州ENECO社などで合計1兆6千億円超もの帳簿簿価の子会社の存在があり 市況次第では減損の可能性は大いにある 従って 控えめの 保守的な会社の利益予測となるのは仕方がないとは言えるが あまりにも低予算 目標が低過ぎるという不満はある。(一番懸念されるのは 急激に売り上げの落ちた豪MDP社についての減損の可能性とみられるが 何とか豪中関係の改善が待たれる状態だ)