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三菱商事(株)【8058】の掲示板 〜2015/04/28

>>114459

◆2013/08/10 日本経済新聞 朝刊 17ページ

株式市場で配当に着目して銘柄を物色する動きが広がっている。米金融政策や中国景気の先行き不透明感から相場全体が方向感を欠くなかで、配当予想を引き上げた銘柄や配当利回りの高い銘柄の値持ちの良さが目立つ。円安一服で輸出企業への業績改善期待は後退しつつあるが、市場では値動きだけでなく利回りを重視した買いが相場を下支えするとの期待が出ている。

9日の東京市場では第一三共やエーザイが1~3%高、三菱商事も1%高と底堅く推移した。3銘柄はいずれも配当利回りが3~4%と、東証1部全体の平均(1・9%)を大きく上回る。

日経平均が前日終値をはさみ一進一退を続けるなかで、買い安心感のある銘柄として投資資金が向かった格好だ。

前週からの株価騰落率をみても、高配当銘柄の下値の固さが鮮明になっている。今週は日経平均が週間で5・9%安と今年2番目の下落率を記録したが、第一三共や三菱商事は0・2~0・4%安。配当利回りが4%前後の武田薬品工業やNTTドコモも1・5%安と相場全体に比べて下げが小さい。

企業業績の伸びが鈍ったり悪化したりする局面でも、「日本企業の配当には下方硬直性がある」(外資系証券)とされる。例えば三菱商事は年50円の安定配に、業績連動で配当額を上乗せする方針だ。「資源価格や為替によって業績が振れる可能性があっても、配当の安定性や利回りの高さを考えれば投資魅力は高い」(国内運用会社)とみる投資家は多い。

8/9 1,885 前日比+18(+0.96%)

  • >>115319

    ◆2013/08/31 日本経済新聞 朝刊 11ページ

    三菱商事は投資ファンドと組んで英国の海底送電線を約1000億円で買収する。世界最大の洋上風力発電所と陸上を結ぶルートなど2本の大容量送電線を取得。これにより欧州に保有する海底送電線は建設中を含め合計8本と電力会社以外で最大規模となる。欧州では洋上風力の建設が急速に進む見通しで、洋上風力に必要な海底送電の事業者を電力会社が選ぶ際には過去の実績を重視する。規模拡大で他社との競争を優位に進め、送電事業を収益源に育てる。

    三菱商事が手がける海底送電事業は、洋上発電事業者から電力を受け取り、海底送電線を使って陸上の送配電事業者に送るサービス。送電量などに応じて陸上の事業者から手数料収入を得る。

    三菱商事は英バークレイズ傘下のインフラ投資ファンドと組み、世界最大の洋上風力発電所「ロンドンアレイ」と英国ケント州を結ぶ海底送電線を9月に取得する。付随する洋上変電設備も同時に買い取る。総延長55キロメートル、送電容量63万キロワット(約65万世帯分)の送電線で、同発電所の建設・運営主体であるドン・エナジー(デンマーク)などの企業連合から約700億円で買収する。

    両社は送電事業を担う折半出資の合弁会社を近く新設する。

    これとは別に、両社はこのほど英東部でも約300億円で海底送電線を共同買収した。総延長は45キロメートル、送電容量は32万キロワット。両社はすでに2本(36万キロワット分)の海底送電線を英国に持つが、買収で一気に131万キロワット分にまで容量を増やす。

    さらに、三菱商事はドイツでも4つの海底送電線をオランダ企業と共同で建設中。今回の2本を合わせた英、独8本の海底送電線の合計送電容量は410万キロワットとなり、両国が外資に開放している海底送電線の全容量の半分弱を確保する格好となる。

    欧州各国は再生可能エネルギーの導入に力を入れており、域内の総発電容量が2012年末に500万キロワットだった洋上風力発電は20年に10倍の5000万キロワット、30年には30倍に増える見込み。いずれも海底送電線が必要になる。信頼性が求められる海底送電の事業者選定では過去の実績が重視されるため、三菱商事は電力会社以外で最大となる実績を武器に事業拡大に弾みをつけたい考え。

    【図・写真】英国南東部の洋上風力発電所「ロンドンアレイ」

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