ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

三菱商事(株)【8058】の掲示板 〜2015/04/28

>>113308

◆2013/06/01 日本経済新聞 朝刊 1ページ

三菱商事はブラジルの穀物大手セアグロ(ゴイアス州)の買収で合意した。融資を含め総額500億円を投じ、大豆などの調達量を増やす。米国での穀物集荷設備の新設なども進め、穀物取扱量を2020年前後に年2000万トンに倍増させる。調達した穀物の多くはアジアに供給する考えで、日本の安定調達にも寄与しそうだ。

商社の多くは市況に左右されやすい資源分野への依存度引き下げが急務。丸紅が米穀物3位のガビロン(ネブラスカ州)の買収を決めるなど穀物分野で積極策が相次ぐ。三菱商事の穀物取扱量は現在、年1000万トン超で、日本の総輸入量の約4割に相当。4月にはインドネシア製粉大手に出資するなど穀物の調達から加工まで一貫体制で収益力を高める戦略だ。

セアグロは農家から穀物を集荷・販売する独立系大手で、穀物の増産余地の大きい同国中部・北部を地盤とする。三菱商事は12年に20%を出資した。アルゼンチンの穀物大手ロス・グロボグループなどが保有するセアグロ株を百数十億円で今夏にも取得し、出資比率を80%に引き上げる。経営権の獲得で集荷・販売計画を自ら決められる。

セアグロには300億円超を融資し、同社の年間調達量100万トン超を数年で倍増させる。

ロス社とは穀物事業で幅広く提携することでも合意した。ロス社がアルゼンチンやウルグアイで集荷した各種穀物を、三菱商事がアジア各国の需要家に販売する。

ブラジルの12年の大豆生産量は約8300万トンで世界首位となった。アルゼンチンも5000万トンを超え両国合計で世界の半分弱。三菱商事は今回の買収と提携で両国での調達力を高める。

三菱商事は米国でもネブラスカ州とノースダコタ州に集荷施設を新設、来秋までに稼働させる。内陸で集荷した穀物を米西海岸北部の輸出港行き貨物鉄道に積み込む大型施設。米国での投資額は約100億円にのぼる。

5/31 1,786 前日比-22(-1.22%)

  • >>114459

    ◆2013/08/10 日本経済新聞 朝刊 17ページ

    株式市場で配当に着目して銘柄を物色する動きが広がっている。米金融政策や中国景気の先行き不透明感から相場全体が方向感を欠くなかで、配当予想を引き上げた銘柄や配当利回りの高い銘柄の値持ちの良さが目立つ。円安一服で輸出企業への業績改善期待は後退しつつあるが、市場では値動きだけでなく利回りを重視した買いが相場を下支えするとの期待が出ている。

    9日の東京市場では第一三共やエーザイが1~3%高、三菱商事も1%高と底堅く推移した。3銘柄はいずれも配当利回りが3~4%と、東証1部全体の平均(1・9%)を大きく上回る。

    日経平均が前日終値をはさみ一進一退を続けるなかで、買い安心感のある銘柄として投資資金が向かった格好だ。

    前週からの株価騰落率をみても、高配当銘柄の下値の固さが鮮明になっている。今週は日経平均が週間で5・9%安と今年2番目の下落率を記録したが、第一三共や三菱商事は0・2~0・4%安。配当利回りが4%前後の武田薬品工業やNTTドコモも1・5%安と相場全体に比べて下げが小さい。

    企業業績の伸びが鈍ったり悪化したりする局面でも、「日本企業の配当には下方硬直性がある」(外資系証券)とされる。例えば三菱商事は年50円の安定配に、業績連動で配当額を上乗せする方針だ。「資源価格や為替によって業績が振れる可能性があっても、配当の安定性や利回りの高さを考えれば投資魅力は高い」(国内運用会社)とみる投資家は多い。

    8/9 1,885 前日比+18(+0.96%)