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伊藤忠商事(株)【8001】の掲示板 2015/07/25〜2015/08/04

【  伊藤忠が四半期で最高益1,200億円  】
 ブログ ”総合商社の世界” に掲載されていました。 

 伊藤忠商事の2015年4~6月期の純利益(国際会計基準)は前年同期と比べ約5割増えて1200億円程度となったもようだ。四半期ベースで初めて1000億円を超え、最高益を更新する。タイヤやパルプといった生活資材の販売が伸び、繊維や食料も好調だった。米建材会社の売却益が生じたことも利益を押し上げた。

 強みを持つ非資源部門が増益に貢献する。住生活・情報部門では出資先のフィンランドの針葉樹パルプ会社がアジアでの販売を伸ばした。英国でのタイヤ販売も好調で、為替相場の円安も支えとなった。国内ではITソリューションや携帯電話販売が伸び、前期に出資したコールセンター会社の収益も加わった。

 生活資材の販売伸びる

 機械や繊維、食料の各部門の利益も前年同期を上回ったもよう。タイ財閥のチャロン・ポカパン(CP)グループの傘下で伊藤忠が出資した飼料・畜産子会社も収益を支えた。

 一時的な売却益も生じた。3月に米建材卸売り大手プライムソースを米投資会社に売却することで合意しており、売却益を計上した。また米国のシェールガス開発事業からの撤退に伴い、税負担も軽くなる。これらの純利益の押し上げ効果は500億円強とみられる。

 資源分野は低迷した。鉄鉱石の価格は前年同期の半分以下まで下がっている。石炭や原油の価格も低迷しており、金属部門やエネルギー部門は利益が減った。

 16年3月期の純利益計画(前期比10%増の3300億円)に対する進捗率は4割弱に達する。ただ4~6月期に売却益などの一時的な要因が集中したためで、ほぼ計画通りとみられる。