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セーラー万年筆(株)【7992】の掲示板 2021/06/05〜2022/02/10

じれったい展開が続きますね。
しかし、心配は無用です。いい会社は必ず評価されますから。

いい会社って何だろうって思いますか?
いい会社というのは、いい商品を作る会社です。そして業績のよい会社です。
いくらいい商品を作っても売れなきゃダメです。

先日、2020年の射出成形機の世界市場規模は115.1億ドルで、2027年には169.7億ドルに達するというレポートが発表されました。
コロナの注射器がどうとかいう話じゃないですよ。自動車、包装、消費財、世界的に見ればプラスチック部品の需要は高まる一方なんです。

セーラーのロボットは優秀な射出成形品取出機です。この部門で日本を代表する会社はユーシン精機、スター精機、ハーモ、そしてセーラー万年筆です。中でもユーシン精機は世界シェア3割で首位ですよ。
つまり、この部門で日本を代表する会社であるということは世界市場で戦える会社であるということです。

セーラーは万年筆にしろロボットにしろ技術力は常に評価されてきました。ただ売り方が下手だったんですね。
ところが、ここでプラス株式会社の登場です。セーラーを傘下に収めたプラスはあの東証一部企業アスクルの産みの親です。今でも主要株主ですよ。今のアスクルの筆頭株主はZホールディングス、つまりソフトバンクグループですがね。
プラスはモノを運び売るということに関してはプロ中のプロなんです。

加えてぺんてるです。コクヨとプラスはぺんてるを巡って激しい攻防を繰り広げましたよね?
その結果、取得した株数こそコクヨが多いもののぺんてるはプラスとの協業という道を選択しました。
なぜコクヨがぺんてるを欲しがったか知ってますか?
ぺんてるは海外、欧米に強い販路を持ってるんです。そして、ぺんてるもまた産業用ロボットメーカーでもあるんですよ。昨年7月にセーラーとロボット事業の業務提携に関して基本合意しました。

最後に質問です。

セーラーはプラス傘下に入って何も変わってないでしょうか?
答えはノーです。
何も変わってないと思うのは変化の兆しを見ようとしないからです。
1Q決算をきちんと見ましたか?
文具事業はコロナ禍の中、昨年同期より売上高が改善しました。損失が大きくなったのは産みの苦しみですよ。新工場建設のための費用など、階段を上がるための必要な経費です。
ロボット事業は爆発的に伸びています。売上高は文具事業を食う勢いです。
1Qは結果的にロボット事業の利益が見えにくくなってあまり評価されませんでした。

文具とロボット、選択と集中、長年培った技術にプラスという船を得てセーラー万年筆は出航しました。
仕手はもう必要ないです。

もう一度書いておきますね。

いい会社は必ず評価されます。