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任天堂(株)【7974】の掲示板 2024/09/13〜2024/09/24

スイッチの後継機の発売時が先に伸びると、そこには別の問題が発生します。それはスイッチの後継機の寿命が短くなることです。その仕組みを説明します。

コンピュータ業界は、サーバもパソコンもスマホもその他の製品も含めて、巨大な半導体技術サプライチェーンに乗って開発され生産されています。例えばスイッチの元となるTegra X2は2015年頃に発売され、そのサポートが終了するのは2025年頃ですから、約10年の寿命であり、この終わりの時期にうまく次のアーキテクチャに乗り換える必要があります。

そして、その次のOrinアーキテクチャも、また10年くらいの寿命で、次のアーキテクチャに変更されます。

このアーキテクチャの更新では、糊代のような期間があり、まあ3年くらいだということです。

そして、このアーキテクチャというのは、その時代の技術を応用しているので、時代の技術が先に進むと、採用できる部品がなくなります。

例えば、Tegra X2では、メモリはDDR4を使いますが、DDR4メモリは今はもう古くて遅くてコスパの良くないものになっていて、それに代わってDDR5が今の主流ですが、それを使うにはOrinアーキテクチャに変更しなくてはならないのです。

これはメモリだけでなく、周辺の全ての部品が、同じように更新されるので、製品を作り続けたいなら、アーキテクチャを周辺の技術環境に同期したものに更新する必要があるのです。

それをしないと、段々と部品がなくなり、生産ができなくなり、さらにソフトの互換性の維持も難しくなります。

いちばんいいのは、アーキテクチャの講師のサイクルに合わせて、スイッチも更新することです。