任天堂(株)【7974】の掲示板 2023/07/11〜2023/07/19

ピクミンの開発者の対談を読んで、この純粋に娯楽を追求しているということが、任天堂の価値の源泉だということがわかります。

彼らの言うゲームシステムとは、ゲームの骨組みであり、視覚から脳に入力される記号などによる意味の構造と仕組みが、脳の中の遺伝子に刻まれた、行動の原理的な仕組みの構造に働きかけて、脳の情報的な仕組みを行動的に動かし、記憶させ学習させ、脳の中にゲームで構築された情報的な仕組み脳に作り出させ、その仕組みが快感を感じる脳の学習の仕組みを使い、達成感などを感じさせ、それを娯楽に昇華させていると言うことですが、その娯楽の骨組みの仕組みを新しく開発していることです。

そのために、小さな単位の基本的な仕組みを開発者が自分の脳から探し出し、それをたくさん集めて持ちより、さらにそれらを組み合わせて大きな娯楽の枠組みを作り、娯楽の骨組みを完成させていることです。

しかもそれを紙一枚の骨組みのフローチャートのようなものに仕上げて、それで企画の完成だとしている、企業としての開発のスタイルを確立させていることです。

職人集団を束ねる方法論が必要ですが、それがちゃんとできていて、それが必要だと言うことも理解していて、それを明確に示せる点が良いのです。

あとは、これを次の世代に引き継ぐことですが、それはこの作業をオープンにして、みんなが参加していることで、それがOJTとして機能していますし、それで成果を出しています。ゼルダTotKもそれで社員職人が共同作業で制作していて、それで遊べる傑作のゲームを開発できていることで、この作業は社内に定着されることに成功していることの証明になります。