任天堂(株)【7974】の掲示板 2016/08/08

【「単品指向」ふたたび？】

以前，こちらの掲示板で「どうしてみんな単品で評価するのかなぁ」的な投稿をしたことがあるのですが，今でもまだそのきらいが強く見えてとても不思議に思っています。

「Miitomo」「ポケモンGO」「NX」など，それぞれ単発の材料としての評価が強調されがちですが，これらは有機的な戦略のつながりの中で理解すべきだろうと思います。

今その投稿を探したところ今年の1月23日のものでした。基本的にスタンスは今でも変わっていないので以下に再掲します（長文失礼）。もしこの見立てに大きな狂いがなければホールド以外の選択肢は考えられないと思うのですが……。

ーーー引用ここから
日興証券をはじめネガティブ判断をされる方々はこの先任天堂が出す商品やサービスをすべて単品で評価するきらいがあるように思います。ミートモもNXもマイニンテンドーも，それぞれ単品で見たら大した価値はないかもしれません。でも，これらはそれぞれが有機的につながって大きな収益構造を作れるモノです。

よく「NX vs PS4」とか「ミートモ vs LINE」のような単品同士の図式で勝負させたがる論調を目にしますが，勝負どころはそこではなくて，任天堂が「PS4並みのコンソールとディズニー並みのIPの両方を自前で持ってDeNAと築くマイナンバー並みのネットワークで収益構造を作る」ことができるほぼ唯一の企業であるところだと思います。

NXも単品で売るためのものではなく，マイニンテンドーという土台があって初めて魅力あるものになるはず。

そのために，NXの発売に先立ってまずはその土台を整備する。

そのために，ポケモンなど幅広い年齢と属性に訴求できるIPを活用して多くの人を任天堂のネットワークの世界に引きずり込む。

そのために，まずはミートモを利用してマイニンテンドーの作法を習熟させる。

アホルダーには全てつながっているように思えます。見たいのは「タンピン2,000点」の安上がりではなく，任天堂だからできる「メンタンピン一発三色ドラドラ1万6,000点！」くらいの景色。それを待っています。