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任天堂(株)【7974】の掲示板 2021/05/07〜2021/05/09

任天堂の研究開発費について、自分の理解では、任天堂ではゲームソフト開発も研究開発費扱いになっていて、単年度で償却していたと思います。

ソフト開発の研究開発費扱いや単年度の償却処理には少し違和感がありますが、それは今だけを見た感じ方であり、スイッチ以前はソフトは発売年に売り切りするようなビジネスであり、複数年に按分するような息の長いものではなく、研究も開発もひとまとめにやっていた歴史が長いので、この処理も伝統的な流れで理解できます。

要するにゲーム機プラットフォームの寿命が短いため、刹那的なビジネスであったということです。

これはゲーム機が本格的なコンピュータではなく、電子機器を応用したおもちゃであったためです。

しかしスイッチ以降は、ゲーム機は本格的なコンピュータになり、知的資産の運用の仕方が全く異なります。

本格なコンピュータの役割は、知的資産であるソフトの長期にわたる動作環境の保持と動作です。

そのため古いソフトでは50年前のソフトが今でも現役で使われることがあり、それがそうならそのソフトは100年後も1000年後も使われるということです。

F60とかF77で書かれたソフトはまだ現役のものがあるということです。

科学や数学の知見が永遠に活かされるのと同じことです。

これが本格的なコンピュータの世界であり、スイッチはその世界に属しているコンピュータですから、この特性を持っています。

任天堂のスイッチ用のソフトは長期に亘り使われるものになりますから、長期の資産になります。