ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

任天堂(株)【7974】の掲示板 2020/12/09〜2020/12/12

>>905

ご考察共有させて頂き有難うございます。
注目していらっしゃるのは「娯楽の再定義」の力という事で、いかにも任天堂らしい部分だと思います。
これってなかなか他のソフトハウスには出来ないんですよね。
現代のソフト開発は非常にコストが高く失敗が許されません。突飛な企画は余程の勝算が無い限り通らないのが普通です。海外AAAが金太郎飴なのも開発費を考えれば仕方のない事です。無難に資金を回収することだけが開発の目的に成っていますから。過去を振り返れば、開発費の安い時代には他社からも挑戦的なソフトが発売されたのですがね。
一方で任天堂はこういった突飛な挑戦を繰り返す事こそが娯楽産業で生き残る道だと主張し続けている企業です。その言葉に偽りは無く、毎年のようにチャレンジングな商品を世に送り出しています。
これはもう社風の違いとしか言いようが無い部分です。ゲーム会社の中では任天堂だけが他と違っています。
技術的に見れば、任天堂がハードとソフトを一体で開発しているからこそ出来るチャレンジなのだとは思います。SonyやMSは現状チャレンジを放棄していますがね。やはり社風の部分が大きいのでしょう。
他のゲーム企業がユニークなソフトを出すことも有りますが、多くは任天堂の後追いです。その分野に需要がある事を確認してから開発にゴーサインを出すのです。自ら需要を掘り起こす任天堂とは本質が異なっています。
「今はまだゲームに無関心な一般層」を開拓するには、まさにこの様な力こそが必要に成って来るのでしょう。
こういった、挑戦的に新規層を開拓するソフトは日本市場で良く売れる傾向に有ります。これは、日本におけるゲームの一般層への普及が海外より進んでいる事の証でしょう。
そして、今後は海外でもこれらの挑戦が花開いて一般層へのゲームの普及は進んで行くと思います。任天堂が世に在り続ける限りは。