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任天堂(株)【7974】の掲示板 2020/12/03〜2020/12/08

switchが売れた理由について

ハード面のコンセプト的優位性に関してはここでは省略してまとめます。
業界の流れとして以下は押さえておきたい所です。

1、AAAソフトの寡占的支配力の低下
今でも人気と売上を誇るAAAですが、PS3時代後半からPS4時代の走りにおいては、欧米において今と比較にならない存在感と期待感を放っていました。
しかし、開発費高騰による安定志向から来るマンネリ化、乱造による一部の質の低下、インディーソフトや任天堂ソフトへの消費者の移行、これらによって支配力が薄れました。
3DSとWiiUにおいてAAAが出ない事が不振の原因となりましたが、同様にAAAが出ないswitchにおいてはそれが不振の原因に成らなかった訳です。
2、任天堂IPの価値が増大した
任天堂がIP価値を積極的に表に出し始めたのは3DS後半辺りからでした。
それがswitchの少し前あたりから急激に花開きました。
もちろん理由が有ります。SNSの一般化です。
コア層向けのAAAソフトより一般向けの任天堂ソフトや売れ筋インディソフトの方がSNSで圧倒的にバズりまくりました。また、スマホ向けの任天堂IP活用も功を奏したと言えます。
結果、それらをサポートしているswitchが大きく注目された訳です。
3、ソフト開発で携帯のラインと据置のラインを一本化した
上記した理由からブランド力の上がった任天堂ソフトを、効率よくswitchへ供給する体制が整いました。
WiiUが苦しんだ原因の半分は自社の3DSに有ったと思います。収益の柱だった3DS事業にソフト開発が集中した為、WiiUはある意味犠牲になった訳です。

これら3つがswitch成功の原因であれば、次の任天堂の新型コンソールも成功する流れに有ると言えますね。
今後SNS文化は益々隆盛を誇り、任天堂IPは更にブランド力を増します。ガス欠気味のAAAとの差は更に開くでしょう。安定に甘えた定番より話題性の高いソフトが注目を集める時代が来ているのです。
また、次の新型も現switchとソフトの互換性を保って来る筈なので、開発リソースが分散するリスクは低く成ります。

  • >>1148

    ハードの優位性は、ひとことで言ってゲームが買いたくなるハード、ということだと思います。
    それはもちろん、ソニーとMSが血道をあげているスペック競争ではありませんね。

    ぼくはひとつ忘れたくないのは、初期ソフトの戦略的時系列配置ですね。
    ローンチにゼルダ、あとは夏にスプラトゥーン、秋にマリオと。
    キラーソフトを間を置いて並べ、興味が途切れないよう配置した。
    ぼくはこれは君嶋前社長が短い在任中に成し遂げた大きな功績だと思っております。
    そうこうしているうちに同じソフトがスイッチに持って来られるとケタ外れに売れる、という事実が知られ始め、今日のサードソフトの隆盛に繋がったと。
    こうなってしまった以上、ソフトの魅力で他機種は追随できない。
    シェアが寡占になっていくのも道理だと思います。