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任天堂(株)【7974】の掲示板 2019/06/29〜2019/07/04

脳は情報処理装置であり、コンピュータも同類の装置であり、ソフトで動くという共通項でくくれます。

人間が価値だと認識しているものはソフト的な価値の比重が増して行きます。それを増進させている大要因はコンピュータの発達です。

コンピュータの発達は、他の技術の発達とは大きく違う点があります。それはコンピュータの機能と性能を決定しているコンピュータハードが半導体で作られていて、それが半導体製造技術の指数関数的な向上によって、指数関数的に高性能化し続けていることです。

このような現象は他の産業分野では歴史上も起こっていません。基幹技術が継続的に指数関数的に機能性能向上するという現象に人類は初めて遭遇するということです。

その流れがコンピュータのダウンサイジングというように呼ばれていますが、あまりにも日常的になり、死語になりつつあります。感覚の茹でガエル現象が起きています。

アップルもグーグルもアマゾンもこの現象に気がついて活用して急成長している会社です。

脳が求めるものをコンピュータを活用してそれまでの仕組みを変革して提供してきた会社です。

その中に任天堂もスイッチから参加しょうとしています。

これまで任天堂はその資格が潜在的にはありましたが、オモチャのコストの壁から参加できませんでした。

しかしコンピュータのダウンサイジングの進行により、オモチャの価格帯でも本格的なコンピュータであるARMアーキテクチャとUNIX OSを採用したシステムを利用できるできるようになりました。

ファミコンとは、本格的コンピュータを真似たオモチャの電子機器ですが、スイッチは正真正銘の本格的コンピュータです。

コンピュータの歴史には任天堂の製品を当てはめて観察するとその流れがよくわかるのですが、アナリストを含め、そもそもコンピュータの歴史などあまり意識されていないので、理解の範囲の外なのです。

しかし歴史を知らないと、特に技術の進歩場合は偶然はあまりないので、未来は予想可能であり、技術史を知っていることは大きな意味があります。だいたい10年後くらいまではなんとなくわかります。