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(株)ニッピ【7932】の掲示板 〜2015/04/28

◼️武田は何をやらかすのか? ワキワキしますね〜♪笑

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150422-00067293-toyo-bus_all
武田薬品工業から共同研究契約の規模
iPS細胞(人工多能性幹細胞)研究で国内最大規模の提携が生まれた。

国内製薬最大手の武田が、ついにiPS細胞の医療応用に本格参入。
今回の提携は、国内のiPS細胞研究で最大規模のものとなる。
武田はCiRAに10年間で200億円の研究資金を提供、
研究設備や創薬技術など120億円以上に相当する研究支援も
対象疾患の候補は、糖尿病、精神・神経疾患、がん免疫療法など多岐にわたる。

◼️「創薬のやり方を変える」
武田の最大の目標は、iPS細胞を活用して、効率的に新薬を生み出すことだ。
iPS細胞と聞くと、病気になった組織を細胞で治療する再生医療のイメージが先行するが、実際は安全面のハードルが比較的低い「創薬」での利用のほうが早く普及すると見られている。

 創薬の過程では、何万もの候補化合物から薬効がありそうなものを選び出し、動物試験で効き目や副作用を確認したあと、ヒトを対象に臨床試験を行う。最終的に世に出るまでに膨大な時間とコストがかかるが、iPS細胞を使うと作業の効率化ができる。

■ 効能ないと思った薬が復活する可能性も

 iPS細胞から神経、心筋などに分化させた細胞を使い、候補化合物の効果を見ることは動物実験より容易だ。しかも初めからヒトの細胞で実験ができ、安全性や副作用を確かめることができる。従来の方法では動物に効かない薬はその段階で葬り去られていたが、同じ化合物がヒトに効く薬として復活することもありえる。この新しい可能性に、世界の製薬企業から注目が集まっている。

 今回の提携は、CiRAにも大きなメリットをもたらす。山中教授は武田について、「研究開発ノウハウや、いろいろな化合物の実績で国内トップを走っている企業」と評価。また、これまでの製薬企業との提携では、化合物の情報が部分的にしか開示されないなどの障壁があったが、武田との提携ではCiRAの研究者が武田の化合物を幅広く利用できる。

  • >>3016

     さらに、年間予算が約40億円(2013年度)のCiRAにとって、単純計算で1年当たり20億円の研究費が提供される今回の提携は、資金面でも非常に大きな意味を持つ。CiRAでのiPS細胞研究の中には、パーキンソン病の再生医療など、基礎研究を経て臨床研究に足を踏み入れようとするものも出てきている。「必要な人員は右肩上がりで、これから急速におカネが必要になる」(山中教授)。

     優秀な研究者や技術者を安定雇用するための資金集めは山中教授にとって大きな課題であり、4月初めには、楽天と米セールスフォース・ドットコムから「iPS細胞研究基金」に2.5億円ずつの寄付を受けてもいる。

    ■ 相次ぐ企業参入

     武田に限らず、国内ではiPS細胞研究や再生医療への参入が相次いでいる。3月末には富士フイルムがiPS細胞を開発・製造する米国バイオベンチャーのセルラー・ダイナミクス・インターナショナルを買収。富士フイルムは子会社に再生医療製品の人工軟骨、人工皮膚を製造・販売するジャパン・ティッシュ・エンジニアリングを持ち、国内で再生医療に最も積極的な会社の一つだ。

     大手ではアステラス製薬がCiRAと共同で腎臓の再生医療に関する共同研究を行っている。大日本住友製薬も2020年度の製品化を目指し、慢性期脳梗塞や目の難病である加齢黄斑変性の再生医療製品を開発している。中外製薬は3月に米国ベンチャーのアサーシス・インコーポレーテッドから脳梗塞の細胞治療医薬品の日本での開発販売権を取得した。

     再生医療ブームが巻き起こる中、最大手の武田はこれまで目立った取り組みを見せてこなかったが、CiRAとの長期にわたる提携で一気に存在感を高めた。2015年3月期の研究開発費見通しが3500億円の武田にとっては、共同研究に投じる研究費は、単純計算で年間20億円と微々たるものだが、「われわれが長期で成長するには、サイエンスが必要だ」(ウェバー社長)。iPS細胞のビジネスチャンスに、今後もさまざまな企業が食いつきそうだ。
    長谷川 愛